第9回 静岡・大井川トライアルマラソン フルマラソンはやっぱりキツい!

しばらく、マラソンレースから遠ざかっていましたが、2022/2/13に開催された「第9回静岡・大井川トライアルマラソン」に出場しました。

フルマラソンのレースは、2019年春以来のほぼ3年ぶり。長距離レースは、2019年秋のウルトラマラソン以来となります。

【参考】

※ビデオ撮影しながら走りました。とりあえず無編集版をアップしました。

スポンサーリンク

事前のトレーニングとレース戦略

静岡・大井川トライアルマラソンに向けてのトレーニング

1月に藤枝リバティ駅伝に参加しました。一人3kmのレースでしたが、12月頃からスピード練習を繰り返し行ってきました。

パークランにも何度か参加。5kmの全力走を2度行うことができ、それなりに仕上がりました。

当日のタイムは11分32秒と、ベストタイムからは程遠いですが、満足のいく走りができました。

2年ぶりのレースは楽しかった 藤枝リバティ駅伝2022

良い走りができたら、そのままトレーニングを続けて、4週間後のフルマラソンに出場してみようと考えていました。ちょうど駅伝レースの日が、静岡・大井川トライアルマラソンの申し込み締切り日だったので、エントリーしました。

第9回静岡・大井川トライアルマラソン

駅伝レース後、左足のふくらはぎに、軽く肉離れのような症状が出ましたが、2日ほどで回復。

パークラン5km走をメインに、3,000m走+2,000走をよく行っています。1,000m×5インターバルよりも短時間で終わりますし、スピードが遅い分、故障もしにくいかなと。

レース一週間前には、苦手な10km走にもチャレンジして、更に走力を上乗せしたいです。 できませんでした。

レース戦略

目標はサブスリー!と言いたいところですが、現状では無理です。

しかも、今回走るコース「リバティー」は昔から苦手です。同コースを走る「しまだ大井川マラソン」のベストタイムは3時間15分05秒と、サブスリーには程遠い。

同じ景色の中、「ゆるい下り+追い風」の後、「ゆるい上り+向かい風」が待っていて、毎回やられてしまっています。

しまだ大井川マラソン2018 我慢の走りでコースベスト達成

今回は、しまだ大井川マラソンの後半のコースを4回周回するとのこと。さらに厳しい状況が予想されます。

サブ3.5(4’58/km)達成をmust目標に置いて、そこから3時間20分(4’44/km)、3時間15分(4’37/km)を狙ってこうと思っています。

ポイントは当日の風の強さ

大井川は上流側から必ず風が吹きます。特に冬の時期は、遠州の空っ風が強く吹くので、上流へ向って走るパートでは、「ゆるい上り+強い向かい風」となり、消耗が大きくなります。

朝はそんなに風が強くないのですが、昼には次第に風が強くなってきます。だからといって、最初からスピードを上げてしまうと、最後まで持ちません。

当日は天気予報や気圧の配置を確認して、風に逆らわないように走りたいです。

サブスリー狙いのときは、スタートからある程度スピードを上げていく戦略でしたが、今回は前半我慢して後半上げていく「ネガティブスプリット」で臨みたいと思っています。

スタートまで

※ここからはレース後に追記しました。

朝は5:00に起床。納豆ご飯とお味噌汁を食べました。

お餅をビニールごと湯煎して柔らかくして、スタートまでの待ち時間に3つ食べました。

会場は何度も行ったことがある場所で、いくらでも車を停められます。けど、満車で停められなくなるのは嫌だし、心配しながら向かうのも精神衛生上良くないので、6時過ぎに出発。

6:50くらいに到着。一番近い駐車場は20台くらいしか停まっておらず、ガラガラでした。8:00くらいにはほぼ満車になりましたが、他にも停められるところはたくさんあります。次回参加するなら7:30頃到着で良さそう。

しばらくテレビを見ながらくつろいで、7:15くらいに検温に向かう。かなり寒い!

その足でトイレへ。自宅でもトイレしてきたのですが、キレが悪い。結局、現地でもキレが悪く、4回行って、スタート直前にようやく最後に本体が登場してきた感じ。安心してスタートを迎えられました。

最後まで悩みましたが、今回はビデオを撮影しながら走ることにしました。走る前に記念撮影。怪しいおじさんにしか見えない…。

今回はウェーブスタート。1分毎に100人くらいずつスタートします。3組に分かれていて、私は一番スピードが速いランナーが集う一組目でした。

4分40秒/km台をキープして、後半上げていこうと思っていたのですが、周りから「キロ4分でいくわ」という話し声が聞こえてきて、一抹の不安が…。

スタート前にMCさんが盛り上げてくれて、アドレナリンが出てしまったかも。

みんなでカウントダウンして、9:00にスタート!

一周目

スタート直後は、トラックを一周し、マラソン専用コース「リバティ」に出ていきます。そして、上流に向かって走ります。

5kmほど登ったら折り返して、再びトラックに戻ってきます。この周回を4週します。

しまだ大井川マラソンの33kmからのコースとほぼ同じです。

最初の入りのラップは、4’10。周りのペースに引っ張られてしまいました。これでは速すぎるので、タイムを抑えていきます。

結局、4分30秒を切るくらいのペースに落ち着くのですが、これでも速いなという感じです。けど、無理をしている感じではなく、スムーズに足が出てるので、そのままいくことにしました。

二周目

一周目は気にならなかった風が、二週目に入ってから気になるようになりました。

いつもどおり、川の上流からの風が吹いてます。往路は上り+向かい風になって、キツイのです。

ラップは4分40秒を切るくらいのペースに落ちました。体が自然に反応しました。

折り返してからの復路は、下り+追い風になり、再び4分30秒を切るようになりました。

先はまだ長い。寝るように走りました。

給水は基本的に取ってましたが、たまにサボってました。3回中2回取る感じ。

三周目

再び上り+向かい風に。次第に足が重くなってきました。ラップも4分40秒台まで落ちました。

これはもしや、リバティでよくある大失速か?と、不安がよぎりました。

それでも、しっかり地面を踏めている感覚があります。体全体にはまだエネルギーが残っている感じ。

35kmくらいまでは寝ていようと思いました。

復路に入ると、ペースは4分30秒台が出るように。ところが、どうも風向きが変です。次第に向かい風を感じるようになりました。

この後、雨が降ってくるのですが、気圧差などの影響で、風向きが変わったみたいです。

下りで向かい風は、リバティでは初めての経験です。

四周目

勝負のラスト12km。往路は上っているけど追い風になったので、気分は楽でした。これが向かい風だったら、35kmの折返しまでにバテていたかもです。

ラップは4分50秒台に。足はかなり重い。けど、体の力は抜けていませんでした。

35kmを折り返し、気分的に楽になりました。後は下っていくだけ。

ところが、37kmくらいから、左足が攣り始めました。定期的に収縮してしまって、それを抑えながら走りました。

四周目に入ってから、給水をサボっていました。余計なパワーを使いたくなかったし、それまで十分給水してきたので、押し切れると考えていたのですが、甘かったです。

ちなみに補給は10kmと20km付近でメダリスト。15kmと25km付近でピットインのジェルを摂取しました。30km移行は無補給で。30kmでメダリストは飲んでおくべきだったかな。

なんとか4分50秒台をキープしながら、トラックが見えるところまで戻ってきました。

そういえば、このままトラックに戻ったら、残り2.195kmはどこを走るんだっけ? と考えながら走っていると、コースの途中に折り返し地点らしきコーンを見かけました。

トラックを回ったら、ここまで戻ってきて、再び折り返せば良いのかと、初めて理解しました。

とにかくトラックまでたどり着ければ、帰りは勢いでなんとかなる。

ここにきて、弱い雨が降ってきました。本降りになるまでにゴールしてしまいたい!

五周目(ラスト2.195km)

なんとかくトラックに戻ってきて、トラックを一周。再びリバティへ。あとは1.1km先の折返しコーンを折り返してくればゴール。

足は攣っていて、再び上り。なかなか前に進まない。

1kmなんて直ぐかなと思っていたのですが、一向にコーンが現れる気配がありません。

もしかしたら、折返しコーンを見逃しているのでは? と心配になるほど、キツい1kmでした。

ようやく前のランナーが折り返しているのが見えて、ホっとしました。

折り返してからは、他のランナーと一緒に、トラックを目指しました。本当にキツかった。今回のラスト2.195kmは、これまでのレースで一番厳しかったです。

トラックに入ると、柔らかい砂地に足を取られて、再び足の痙攣が。ゴールは目の前! 最後は気合で抑え込んでゴール!

タイムは3時間16分23秒(ラップ)でした。

※ビデオ撮影しながら走りました。とりあえず無編集版をアップしました。

ゴール後

ゴール後は、ボランティアの人に計測チップを取ってもらい、飲料水と参加賞のTシャツとメダルをもらいました。そして解散。

記録証は後日ウェブ上で発行できるようです。コロナ禍の大会らしく、最小限の対応です。

そのまま自分の車へ向かいました。

車の中に座り込んだ途端に、両足が痙攣。腕も重いです。そして、右脚の裏には大きなマメが。左右で4つほどマメができてました。

体へのダメージは相当大きいです。

水分を補給しながら、ゆっくり着替えました。体が落ち着いてきてから30分後くらいに、会場を後にしました。

反省点

今回は、1月16日の藤枝リバティー駅伝に向けたトレーニングを引き継ぎ、更に4週間かけてフルマラソン向けの練習をして臨みました。

復帰レースの意味合いが強く、いきなりサブスリーを狙おうとかは思っていませんでした。リバティのレースはもともと苦手で、3時間15分を切るくらいが現時点ではベストだと考えていました。

ポイント練習は週2-3回。パークランの5kmトライアルや、3km+2km走を行っていました。1000mや400mインターバルは、故障が怖くて行いませんでした。

再びサブ3を目指すなら、10kmトライアルや20km走をいれていく必要があると思います。今回はそこまでは出来ませんでしたが。

マラソンレースが開催されず、3年ぶりのフルマラソンレースとなりましたが、現時点での実力を確認できつつ、そこそこ走れたのは良かったです。

最後になりましたが、レース関係者、ボランティアの皆さん、沿道の応援、そして、共にゴールを目指した全てのランナーに感謝します。

ラップ

コメント

タイトルとURLをコピーしました