「買い続ける力」インフレ時代での資産を守り、増やすための投資戦略

商品の価格の高騰が始まり、日本でもインフレ社会の再来が予想されています。

インフレ下においては、現金の価値が年々下がってしまうため、ある程度の金利で回す必要があります。

株式への投資が有効ですが、どんな商品をどの様に購入して行けば良いのか、一般の人にはわかりません。

JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則

本書は、これから投資を考えている人、すでに投資を行っている人にとって貴重な知見を、わかりやすく紹介してくれています。

一言でいうと、「JUST KEEP BUYING(買い続けろ)」です。

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家は借りるべきか、買うべきか

こちらに関しては、本書では明確な結論はなかったです。自分の経済状況とライフスタイルに適している場合にのみ購入すべきとのこと。

住宅ローンへの支払いを、投資に向けていたら、かなり多くのリターンが得られたという分析がされています。

しかし、賃貸で暮らしても家賃の支払いが発生するので、こちらはイーブン。

住宅購入時の頭金については、それなりの額になるため、同金額を投資に回せていたら、大きな利益が得られたという分析結果は、確かに機会損失だなと思います。

ただし、家族が増えると、賃貸物件では狭すぎることもありますし、家賃を支払い続けても、結局大家さんの資産を増やすだけです。住宅ローンであれば、支払いが終われば、確実に自分の資産になります。

資産運用によるプラス分は、家族が快適に暮らすために必要経費と思えば、納得できるでしょう。

いつリタイアできるか

投資には「4%ルール」という重要なルールがあります。

アメリカのS&P500指数は、年間平均約4%で成長しているため、毎年4%投資資産を売約していく限りは、資産は減らないというものです。

よって、年間250万円の生活費が必要であれば、250÷0.04=6,250万円あれば、資産を減らさず、毎年250万円を払い出して、生活を続けられるということです。

すなわち、自分が必要な年間生活費を集計した上で、その額を0.04で割れば、リタイアできる資産の額を計算できます。その資産を所有することができれば、理論的にリタイアは可能ということです。

よって、年間400万円必要であれば、必要な投資資産は499÷0.04=10,000万円。一億円あれば良いということです。

いつ投資すべきか

株式相場は歴史上、途中下降した時期はあるものの、全体的には上昇してきているとのこと。

よって、なるべく早く投資資産を購入して、長く保持するのが必勝法とのことです。

定期的に同額の資産を購入し続ける「ドルコスト平均法」よりも、一括投資の方が、数十年の長期投資においては、パフォーマンスは確実に良くなります。

安値を待つべきではない理由

しかし、一括投資の方がパフォーマンスが良くなると分かっていても、タイミングが悪ければ、プラスに転じるのが10年、20年後というケースもあります。

貯金の全てを投資に回せるわけではなく、緊急用の現金も必要です。よって投資というのは、毎月決めた金額を、積立投資していくのが現実的です。

この積立投資は、仮に株価が下降したタイミングが事前に分かっていて、そのタイミングで買い付ける方法よりも、パフォーマンスが良いとのこと。

つまり、常に買い続ける「JUST KEEP BUYING」こそが、現実的な最強の投資方針となるのです。

暴落時の投資方法

長期投資を続けいれば、10年に1-2度くらいは、大暴落がおきます。

短期間で資産が30%以上溶けてしまうこともあり、非常に怖いです。

しかし、この大暴落時に投資資産を購入できれば、高い確率で大きな利益を得られることが、過去の分析から分かっています。

大暴落は怖い。しかし、ドルコスト平均法や、銘柄分散などで、しっかり分散投資をした上で、暴落を最小限にしつつ、暴落時に資産投入ができれば、大きな資産をつくるチャンスとなり得るのです。

一番重要な資産

お金では買えないもの。それは、言うまでもなく「時間」です。

時間があれば、無理のない少ない投資でも、数十年後には大きな資産を築くことが可能です。

20歳になった自分に、この事実を言ってあげたいです。月1,000円からでも良いから、積立投資を始めろと。

我が子には、十分説明したいと思います。

今日のわかった

本書を通じて「JUST KEEP BUYING」の哲学を学び、短期的な市場の動きに振り回されることなく、長期的な視点で確実に資産を築き上げる方法を理解することができるでしょう。

そして、最も貴重な資産である「時間」を味方につけ、今から積立投資を始めることで、将来の安定した生活を手に入れることが可能です。

お金を増やす方法読書感想文
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