静岡マラソン2016で「サブスリー」を目指すも撃沈! でも狙わなければ見えない景色がある

静岡マラソン2016に出場してきました。アップダウンが少なく走りやすいレースです。私にとってはホームコースで、地の利を活かせるレースです。

直前に右太ももを肉離れしてしまい、万全とはいえない状態でのレース。サブスリーを目指してスタートから突っ込みましたが、後半失速して、3:10’37でゴール。ちょっとだけベストタイムを更新できました。

25kmまではサブスリーペースで行けたのですが、脚が攣ってしまいました。

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レースプラン

過去2回はどちらも雨。しかし、今回は朝から青空が広がりました。スタートの気温は13度日差しが照っていたので、寒さは感じませんでした。

今回はレースプランは5km21分ペースで押し切るというもの。もちろん初めてのチャレンジですので、上手くいくかどうかはわかりません。

サブスリーは4分15秒/kmで走り切る必要があります。ネガティブスプリットで4’20kmとかで前半入ると、後半4’00kmくらいで走らないと取り戻せません。今の実力では、30km過ぎてから4’00/kmまではとても上げられないので、イーブンペースを目指しました。

実際には後半は体力的に落ちてきて、無理してペースを上げるので、イーブンといえどネガティブスプリットのようなものです。

前半は快調!

スタート前に軽くジョグ。50-60mくらいの流しを2本入れて、そのままAゾーンへ。スタートまで40分ほど待ちました。次第に尿意を感じてきて、早すぎたかな?と思いましたが。スタートロスは15秒と、前の方からスタートできました。今年からスタートゾーンの幅が狭くなったので、途中コース幅が狭くなるところでの渋滞はなかったです。上手くスタートできました。

力を抜いて走っても、4’10前後で走れています。シーズン始めはゼイゼイ言っていたのに。自分の成長を感じました。気持よく走りました。ちょっとペースが速すぎたかもしれません。最初の5kmはもっとリラックスして、21’15ギリギリでも良かったかもです。今回は21’02でした。

10kmを抜けると、コースは本通へ。序盤は折り返しや曲がり角が多かったので、大通りの開放感が素晴らしい。しっかり走ったつもりで、手元の時計のラップは悪くないのに、なぜか記録証のラップは21’27となっている。なぜだ?

本通あたりから、サブスリーを目指す4’10/kmくらいのランナーで集団ができていました。これまでのサブフォーやサブ3.5では経験がありません。集団に付いて行くと、風よけになりますし、ペース維持が楽でした。ただし、給水の時に混雑するので、一長一短ですね。

15-20kmは20’57と、今回の5kmでは最速でした。集団に上手くついて行けたのが良かったです。

中間点は1:29’17と、目標ペースの1:28’30よりちょっと遅い。それでもサブスリーペースは維持できてます。23km地点では妻と息子たちの声援を受けて、よし行くぞ!と気合が入りました。20-25kmは21’14とまずまず。

地獄の後半

ところが25km付近で給水する際、うまく水がず、あたふたしているうちに、集団に置いて行かれてしまいました。そこからペースが一気にダウン。脚が前に出なくなりました。ふくらはぎがピクっと痙攣し、今回も来たか!という感じでした。1kmラップは4分20秒台へ。29kmまでは追い風で粘れましたが、折り返すと向かい風。更にペースダウンして4分30秒台へ。心が折れました。

それでも、昨年のしまだ大井川のような脱水症状は出てなかったので、脚が完全に止まってしまうことはありませんでした。粛々と脚を運び続けて、2回目の折り返し。32kmを過ぎると、「あと10kmだ!」と少し元気になりました。

でも、脚へのダメージは積み重なっていきます。足音がバタバタ大きくなってきました。腰が落ちちゃってたのでしょうか?後日、オールスポーツの写真で確認します。30kmすぎからは、ふくらはぎの攣りもひどくなり、周期的に筋肉が収縮するようになってしまいました。ペースはさらにずるずる落ちて5分/kmを切るのがやっと。

35kmからは5分台に突入。これはマズイと37kmで投入予定のカフェインショッツを36kmで投入しました。ちょっと脱水もしかかっていて、37km先のエイドのコーラも頂きました。ダブルカフェイン効果もあってペースが回復してきました。

しかし、ペースを上げると、ハムストリングにも痙攣が。ハムが攣ったのは記憶にないです。脚の裏側の筋肉が周期的に収縮して体全体がよろけます。40kmで知人の激励を受けて、最後の2kmは気力でペースを上げて5分を切るペースまで上げる。

コスプレのハイタッチ隊とタッチをして、元気になったらその日最強の痙攣が両脚に……。なんとかやり過ごして、ゴールへ。20秒くらいですが自己ベスト更新できることを確信し、サングラスを取って、ガッツポーズでゴール!!

救護室送り

ゴール後は、メダルとタオルをかけてもらいました。そして、計測チップを外してもらおうと、右足を出した瞬間に、右のふくらはぎが痙攣して動けなくなってしまいました。救護の方が来て伸ばしてくれてなんとか落ち着いたのですが、今度は左脚が痙攣。結局その場から動けなくなり、救護の方の勧めもあって、車いすに載せられて救護室へ

理学療法士さんに診てもらったところ、両脚が前も後ろも痙攣していて、手の施しようがないと言われました。とりあえず、アクエリアスをがぶ飲み。悶絶しながら、30分ほどかけて、マッサージをしてもらいました。部屋のテレビで番組のテレビが放映されていて、ゆっくり休ませて頂きました。助かりました。

レース後は電車でひと駅移動して草薙の湯で汗を流し、再びゴール地点付近の河岸の市へ。まぐろ館のととすけさんで打ち上げ会。一応ベスト更新なので、楽しい宴となりました。

しかし……、やっぱり悔しい!最初から3時間5分くらいを狙ってペースを作って走っていれば、もしかしたら、プライベートベストをもっと更新できたかもしれません。しかし、あくまで目標はサブスリースタートから狙って走ったからこそ見える景色もあります。今回静岡マラソンで得た経験は、必ず次レースに活きるはず!

大会運営の方々、ボランティアの皆さん、沿道の応援、そして、一緒にゴールを目指したすべてのランナーに感謝します。

実は……、まだ次がある!

スタートから突っ込んだレースは、大抵25km過ぎからスピードが落ちてしまいます。しかし、一回だけ35kmまで脚が持ったレースがあります。今回静岡マラソンを走る前の自己ベストタイムを記録した、2015年の古河はなももマラソンです。スタートから4’30/km前後という、当時のギリギリのスピードで突っ込んで、35kmまでスピードを持続できました。

古河はなももと、本レースやしまだとの大きな違いは、レース中の気温が10℃くらいと低かったことです。しかも曇り空でした。今の私の実力では、気温がかなり低くないと、サブスリーは難しそうです。

実は、来週の古河はなももマラソンにエントリーしてあります。静岡マラソンが本命で、今回かなり無理をして走ってしまったので、1週間でどれほど回復するかわかりません。もしまともに走れる状況ならば、できる限りのチャレンジをしたいと思っています。

【ラップ】

0-5km 4’16-06-06-07-09 21’02
5-10km 4’13-11-04-11-15 21’00
10-15km 4’11-01-11-09-11 21’27
15-20km 4’06-03-20-04-15 20’57
20-25km 4’13-09-15-09-18 21’14
25-30km 4’20-26-26-32-39 22’39
30-35km 4’39-45-52-57-5’00 24’32
35-40km 5’10-27-30-21-10 26’51
40-Goal 5’07-5’02-4’28 10’55

中間点 1:29’32
後半1:41’05

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