部屋を占拠していた書籍を「電子化」した後の気分

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我が家の蔵書172冊をスキャンして電子化しました。部屋が広くなりました。iPadでの読書も快適です。これからは、定期的に蔵書を電子化していきます。

電子化が完了した後の気分は、とにかく「気持ち良いー!!」です。物が少ない生活って、素晴らしいですね。

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すべてクラウド化を実現

過去記事「ノートパソコンとスキャナ以外何もない机上を実現」で、手持ちのすべての電子ファイルをクラウドに保存する体制を構築できたことを紹介させていただきました。テキストファイルはDropboxへ。画像・動画ファイルはFlickrへ。日々のメモはEvernoteを利用し、紙で持っておく必要がない紙資料は、スキャナで取り込んで、そのままEvernoteへ保存しています。

メールはすべてGmail、スケジュールはGoogleカレンダーで管理しています。預金口座やパスワードなどの情報も、クラウドに保存してあります。

我が家は、仮に明日東海地震が来ても、なりふり構わず逃げて、わが身と家族さえ守ることができれば、どこでも生活とビジネスを再開することができます。きっかけは、子供と家族の写真だけは絶対に無くしたくないという思いです。私の住んでいる静岡県は、30年以内に東海地震が発生する確率は87%ですので、対策は不可欠です。

唯一残ってしまったのが、大量の書籍です。書籍は購入しなおせばよいので、クラウド化する必要はないかなと思っていました。

しかし、

  • 最近蔵書が増えてきて、狭い我が家を圧迫しつつあること
  • 最近ブログを毎日更新するようになって、過去に読んだ書籍から引用文を引っ張り出す機会が増えたこと
  • 面白いと思った書籍は、自分の脳の一部として、常に手元においておきたいという欲望

こうした思いから、「蔵書も電子化しておきたい」という思いは、常に頭の隅っこにありました。

当ブログを読んでくれていた某企業の担当者さんから、格安でスキャン作業代行(OCRつき)のオファーを頂きました。思い切って、蔵書の電子化を実行しました。

今回はスキャン作業代行をお願いしたのは、技術書と語学書を除く、いわゆる「ビジネス本」の類です。普段は読まないけど、良本で復読すべき本を、合計172冊ピックアップして、電子化をお願いしました。

今回の172冊のデータは、全部で約4GBでした。すべてDropboxに入れてあります。GoodreaderはDropbox内のファイルを読み込めます。Dropboxはデフォルトで2GBですが、Twitterなどで紹介したり、知人に紹介したりすることで、容量を増やせます。詳しくは「Dropboxの追加容量を無料で増やす方法」をご覧ください。私は現在11GBほど容量を持っています。

GoodReader for iPad

電子書籍の肝はリーダーにあり

電子書籍には色々な種類があります。一つは出版社が発行している電子書籍で、著作権の関係上、専用のリーダーでしか読めませんが、書面が綺麗で読みやすいです。

もう一つが、書籍をスキャナで電子化(PDFファイル)して、読む方法です。裁断カッターとスキャナを購入して自分で電子化、いわゆる「自炊」する方法と、スキャン代行業者にお願いする方法があります。出版社の電子書籍ほど綺麗ではありませんが、読めないことはありません。

私は今回の電子化をする前に、両方の方法で電子書籍を読んでみて、比較してみました。結果的に後者、「スキャン⇒PDFファイル」の電子書籍の方が圧倒的に良いと判断しました。

その理由は、ズバリ「リーダー」の性能です。

私は、PDFファイルを読むのに、iPadで「GoodReader」というリーダーを利用しています。このリーダーがあまりに秀逸すぎて、出版社のリーダーで読む気になれないのです。

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私の本の読み方は、気になる箇所にひたすら付箋を貼っていき、読み終わったらもう一度付箋の部分だけ読み直す方法です。この読み方だと、一回目の1/10くらいで復読できるので、効率よく本の内容を理解できます。

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GoodReader」を利用すると、付箋を使った私の本の読み方をほぼ再現することができます。このリーダーには「Annotations(注釈機能)」があって、書面に丸や四角、線などを書き込めます。しかも、その部分をリスト化して、かいつまんで読んでいくことができるのです。この機能を付箋代わりに利用すれば、いつものような復読が可能になるのです。

出版社から提供される電子ブックは、出版社毎にリーダーが異なり、機能も違います。リーダーが共通化されて、リーダーの機能が整うまでは、PDF×GoodReader以外では読む気がしません。

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部屋が広くなった

なにより、部屋が広くなりました。これまでは、本棚と収納ボックスは満杯。溢れた本が、部屋のあちこちに積み重なっている状態でした。今は、床置きもなくなり、部屋が広くなりました。しかし、本が増えてくれば、前と同じ状況にすぐに戻ってしまうでしょう。

まだまだ蔵書はあります。もっとも扱いに困っているのが、技術書です。サイズが大きいのでとにかくかさばります。技術はドンドン進歩していて、古い技術書は必要ないという話もあるのですが、元値が高かっただけに、捨てられないし、売れないのです。技術書は手元において読みながら作業したほうがいいかな?と思っていました。けど良く考えると、技術書こそ電子化して、パソコンの画面上で読みながら作業したほうが効率が良いかもしれません。

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さらに電子化を進めるぞ!

電子化の作業は、当面は業者さんにお願いする予定ですが、iPad×GoogleReaderの読書に慣れてきたら、本を買ったらすぐに電子化して、iPadで読むようにしたいです。

なぜなら、付箋紙代が意外とバカにならないことと、一度貼った付箋をはがすのが面倒だからです。後戻りし無くてもよいように、私は気になったところは片っ端から付箋を貼るため、一冊の読書で100枚以上の付箋を使います。電子書籍であれば、付箋の心配は要りません。

大型スキャナと裁断カッターを購入して自炊しても良いですし、スキャン学園のように、アマゾンで購入した本を電子化して納品してくれるサービスもあります。自炊は最初は失敗が多そうですが、注文して一番早く電子化して読めることが魅力です。最終的には自炊設備を揃えることになりそうです。設備(裁断機とスキャナ)の選び方と、実際の作業方法は、おまえは今までスキャンした本の冊数をおぼえているのか? さんが詳しいです。最強はScansnap1500 + Carl裁断機のようです。

今日のわかった

部屋から本がなくなるだけで、晴れやかな気持ちになれます。これが流行りの断捨離?? これからも書籍の電子化を進めていくぞ!

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コメント

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