「説得力のあるブログ」を目指すための7つの技法

日ごろから、説得力のあるブログ記事を書きたいと思っています。

人の心を手玉に取れる心理操作

心理学の基本を学びながら、人を「説得」する方法を理解することができる良本です。心理学は、ビジネス、組織、恋愛、ご近所付き合い、そしてブログやソーシャルメディアのネットコミュニケーションなど、人がかかわるすべての分野に直接的に応用が効く、万能な知識です。一冊は読んでおくことをお勧めします。


竹岡式ラーメン 梅乃家 / 8ch

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1.質より量、そしてディテール

たとえば、レストランで料理を選ぶとき。メニューにただ「ビーフシチュー」と書いてあるようりも、「シェフ自慢の黒毛和牛とろとろビーフシチュー」と書いてあるほうが、ずっと魅力を感じないだろうか?

1つより10個の論拠、そして、細部へのこだわりを示すことで、読み手はより具体的な情景を思い浮かべることができます。どんどん詳しく書いて、ある程度の文章量を確保したほうが、読み手に対して説得力と満足感を与えられます。

文章力が無くても、面白いブログ記事を書く秘訣 」で述べたように、ブログの文章は、実は詳細には読まれていません。絵を鑑賞するように、ざっと読まれています。多少論理があいまいでも、読める文章になってます。

ただし、読みにくいのは問題なので、途中で適度に「小見出し」などを入れると良いと思います。「長文ブログ記事を読みやすくするための「間」を作る7つの方法」が、参考になります。


Strength / s-a-m

2.「強さ」を感じさせろ

自信のないヤツの話など聞きたくないのである。もう、おわかりだそう。彼ら「説得のプロ」たちは知っているのだ。誰もが心の奥底に「強い人に説得されたい」「自信に満ちた話が聞きたい」という欲求を持っている、という驚くべき事実を

「たぶん、~でしょう」「かもしれません」といったあいまいな表現が続く文章は、自信がないように読めてしまい、説得力がありません。なるべく「~です」「~だ」といった「断定系」の語尾になるように文章を工夫します。推測の域を出ないことを断定してしまうのはどうかと思いますが、自分が「絶対にそうだ」と思うことなら、断定系を利用しても問題はないと思います。

語尾にも注意が必要です。「~られる」といった受身の語尾を多用すると、文章がふわふわします。「~する」といった能動的な語尾を利用したほうが、文章の説得力が増します。

3.一般論を持ち出すな

「世界の恵まれない子供たちに愛の手を」そういわれても、明日のデート代のほうが気になるのではないか。

べつにあなたの良心を責めているわけではない。多かれ少なかれ、人は「自分に直接関係がないもの」には、興味をもちにくいものなのだ。

パソコンに興味のない中高年にパソコンを薦めるときに「ワープロや表計算が出来ます」と説得しても、興味をもってくれることはないでしょう。それよりも、「パソコンがあれば、いつもお孫さんと会話できますよ」と薦めてみると、興味を持って、話を聞いてくれる可能性が高くなります。

相手の日常や身近なテーマに、強引に「関連付け」させることで、「自分の問題」と思わせることが重要です。

このテクニックは、実は当ブログでも利用しています。テーマを「人気ブログの作り方」と称して、あらゆるネタを「ブログ」に強引に結び付けているのです。この書評記事はまさにそうですね。


好cool的耶路撒冷警察 / llee_wu

4.権威を振りかざせ

上司、教師、警察などが「強く」感じられ、また抵抗しにくいのは、すべて彼らの権威のおかげなのだ。だから、もしあなたに何らかの権威があるとしたら、それは迷わず使うべきだ。

「医学博士が推薦する」「本商品は特許出願中」といった表示を見たことがあると思います。人は「権威」に弱いという心理学を利用したものです。頭のよい専門家が推薦しているとあれば、不思議と納得してしまいます。

鼻につかない程度に権威をアピールしていくことは、問題ありません。要は読み手が気持ちよく納得してくれれば良いのです。会社名、学歴、資格、肩書き、人脈、年齢・・・、人の上に立てる材料は色々あります。論拠を補強できるものをさりげなくアピールしてみてください。

5.常識をでっち上げろ

われわれは「常識=社会的に認められていること」から外れることを、ひどく恐れてしまうのである

「ごみを散らかすな」という看板を立てると、50%の人がゴミを捨てるのに対して、「キレイにするのは社会的ルールです」という看板だと、ゴミを捨てる人は20%まで減るという調査結果があるそうです。人には「常識外れ」と他人から思われることを避けたいという心理があるのです。

ブログでも「みなさんご存知のように~」「いうまでもなく~」といった表現を利用すると、納得しやすくなります。もちろん使いすぎは禁物ですが、アクセントとして上手く利用すれば、説得力がぐっと増すはずです。

「引用」もよく使います。書籍や他のブログ・サイトの文章ならともかく、自分の過去記事の引用もよく行います。説明の短縮がメインの目的であるのはもちろんですが、論拠として引用を載せると不思議と説得力が増すことは、覚えておいて損はないでしょう。


so happy smiling cat / [puamelia]

6.相手を好きになってみろ

心理学には「好意の返報性」という、よく知られた法則がある。

こちらが相手に好意を示せば、相手もこちらに好意を示しやすくなる、という法則だ。好意とは、一方通行ではなく、相手からも返ってくるものなのである。

他のブロガーさんと交流を持ちたいと思うのであれば、積極的に好意を示していくことに尽きると思います。

もし100をもらいたければ、500から1000与えれば良いのです。大変かもと思うかもしれませんが、ネットを利用するコストは格段に下がっています…、ていうか、ほとんど無料ですので、ちょっとしたことか始めれば良いと思います。

via: あなたがソーシャルメディア上で見向きもされない理由 -マキコミの技術-

ギブ&テイクではなく、相手の見返りを期待しない「ギブ&ギブ」の精神は、精神修行とかではなくて、「自分の能力をアピールするチャンス」と捉えると、実行しやすいと思います。

via: 「出来る人」と呼ばれるために努力すべきこと

しかし、すべての行動に対して相手に返報を求めるのは、無理があります。単に言い寄ってくるだけの人に逐一返事をすることは、誰でも躊躇するでしょう。基本的には、相手に見返りを求めないギブギブ精神で行くべきです。自分の実力や能力をアピールできる形になればベストです。


red carpet / fudj

7.「説得者の資格」を手に入れよ

有能なセールスマンが顧客のもとに足繁く通っているのも、理解できるだろう。彼らは、何度も何度も足を運ぶことで「顔見知り」になろうとしているのだ。そうでもしないことには、見知らぬセールスマンの話なんて誰も耳を傾けるはずがない。

逆にアプローチを受けた場合は、できるだけレスポンスをしてあげたいところです。マーケティングに「人は知っている人(店)から買う」という重要な法則があります。ブログも同じで「知っている人のブログを読む」ことが多いです。

リピーターを増やすには、自分が、アプローチをしてくれた人にとっての「知っている人」になることが近道です。ツイッターなどのソーシャルメディアを利用すれば、レスポンスにかけるコストはほぼ0ですので、積極的に利用していくことが、ソーシャル時代の処世術の一つだと私は考えます。

今日のわかった

心理学は本当に面白いです。もう一度学校に入りなおすチャンスがあれば、絶対に心理学を専攻したいです。一から勉強してみたい

読書2011
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