ソーシャル時代を勝ち抜く「ブログタイトル」の決め方

Blog Marketing Up Close Word Blog Graphi
Blog Marketing Up Close Word Blog Graphi / Maria Reyes-McDavis

ブログ名には、具体的なキーワードを入れないほうが発展性があると思います。キーワードが入っているブログ名は、わかりやすい反面、ブログ記事の範囲が限定されてしまうからです。その一方で、何でもありのノンジャンルのブログは、つかみどころがなくて読みにくいという面もあります。

今回は、これら相反する問題をクリアする方法を考えてみたいと思います。


Solar do Unhao / 丹涅拉 – Dani Gama

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SEO重視の時代は終わった

ブログ名にキーワードを入れる方法は、旧SEO時代によく言われていたことです。ビッグキーワードで検索上位表示して、集客するためです。みんなこぞってブログ名に具体的なキーワードを入れました。

例えば、通販好きの人が通販で買ったものを中心にレビューするブログを運営する場合は、「通販大好き!」のようなブログ名をつけていたわけです。確かに「通販+●●」で上位表示しやすいと思います。

しかし、人の興味はどんどん移っていきます。例えば急にジョギングに目覚めてしまって、ジョギングのネタを書こうとしても、「通販大好き!」という名前のブログにはポストしにくいです。通販以外の記事を書こうとすると、ブログの軸がブレる危険があるからです。それで「ジョギング大好き!」という新しいブログを立ち上げることになります。

最近はソーシャルメディアの台頭によって、SEOだけが集客の手段ではなくなってきています。複数のブログだと、個々のブログの更新が分散してしまいます。ソーシャル的なブランディングの観点から言うと、更新頻度が下がることは致命的です。ソーシャルではブログよりも「自分」を知ってもらうことが第一優先です。ブログを一つに集約して、集中的に更新したほうが、効率よく自分をアピールしていけます。


Subtitles / Banalities

サブタイトルの活用

キーワードを入れないブログ名にすると、SEOはかかりにくい反面、オリジナルなブログ名をつけて、差別化・ブランディングしやすいメリットがあります。前述の「通販大好き!」だと、通販というキーワードに引きずられてしまうため、「通販のすすめ」「通販マニア」など、同じキーワード入りのブログと似たようなブログ名になってしまい、差別化がしにくくなります。

キーワードが入っていないため、なんでも書けるメリットがあります。例えば当ブログであれば「わかった!」と思うことであれば、何でも書いてもよいわけです。個人のブランディングのためには、キーワードなしブログ名の方が運営しやすいと思います。

とはいったものの、ただ漠然とノンジャンルで更新しているだけでは、読みにくい雑記ブログになってしまいます。なにか一つ軸があったほうが、読み手にとってわかりやすいです。当ブログでも、当初すごく悩みました。

そこで目をつけたのが「サブタイトル」部です。メインに更新しているテーマをサブタイトルで端的に説明することで、ブログの内容を一目でわかるようにしています。当ブログでは「『人気ブログをつくる方法』研究するブログです」と明記しています。

将来的にジョギングがメインのテーマのブログになってくれば、サブタイトルを例えば「ジョギングを科学的に考えるブログ」とすれば、ジョギングブログに衣替えすることができます。その時々の自分の興味にあわせてサブタイトルを変更することで、ブロガー自身とブログの両方を、効率よくブランディングできるのです。

物事には流行り廃りがあります。単一のキーワードにおんぶしたブログ名は、長い時間運営する上で、リスクが高くなります。ぱっと見渡しても、アルファーなブログは、キーワードなしのブログ名が多いです。普遍的なタイトルのほうが、長く続ける上で都合が良いのです。


Still life / dgray_xplane

「人生すべてネタ」を実践できるブログ名を

ブログタイトルは、インスピレーションで決めればよいと思います。個人的には世界観やイメージが湧くようなブログ名がベストだと思っています。これまでの人生のなかで、記憶にひっかかっている言葉を思いつく限り書き出してみることをお勧めします。

最大公約数的な言葉を見つけることができれば、これからの人生で見たり聞いたり体験したことは、すべてブログで紹介することができます。つまり「人生すべてネタ」にできるのです。自分の人生のスローガン的なものをブログタイトルにするのが、一番しっくりくると思います。


love notes ? / jessica.garro

個人名ブログは要注意

個人名(ハンドルネーム)を入れたブログは、一般的にはお勧めできません。なぜなら、人の名前からは、イメージが湧きにくいからです。例えば「山田ブログ」と言われても、フックするものがありません。「白鳥さん」「斉藤さん」などの強い名前であれば、多少イメージしやすいかもしれませんが、レアケースです。

自分をブランディングするのに自分の名前を使えないって、矛盾している気もしますが、実社会でも普通に行われていることです。ケーキ屋さんを開くのに「ケーキの山田」という店名を、いまどきつけないですよね。

すでに有名人であれば、個人名をそのままブログ名にすべきです。名前からどんなブログかをイメージできるので、読み手にとってもわかりやすいからです。これから有名人になりたい人も、個人名ブログの方が良いでしょう。ただし、個人名ブログの拡大は限定的になりがちなので、テレビなどのネット以外のメディア露出や、リアルでの活動で有名になろうとしている人が対象です。

すでに長い間、個人名(ハンドルネーム)を入れたブログを運営されている方は、そのまま続けたほうが得策です。時間をかけたブランドの蓄積にはかないません。ブログ名は一度決めたら変えるべきではありません。

ネットではクリックされなければ意味がありません。自分の手持ちのカードの中から、人々の興味をひけるブログ名・サブタイトルを最優先に考えるべきだと思います。

今日のわかった

とはいったものの、ブログ名は好きにつければ良いと思います。

俳優の速水もこみちさんは、芸名ではなくて本名だそうです。珍しい名前ですよね。俳優として努力して活躍して、その名を世間に轟かせています。こうなってくると、珍しい名前が際立ってきます。

名前の価値を決めるのは、本人の努力の蓄積なのです。

この先生き残るための最新ブログ本。2020年3月発売。シリーズ累計10,000部突破。

コンセプトは「向こう5年、同ジャンルの本が出版できない本」12刷されているブログ指南本。

人気ブログの作り方
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コメント

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