ハーバード大卒「パックン」の、米国流投資論を学ぶ

最近は投資関連の本を多く読んでいます。どの本も同じようなことが書いてあります。

投資の必勝法は存在するのです。あとは、それをどう自分の生活、人生に取り入れるかです。

つまり当資本とは、著者の人生そのものを学ぶことに他なりません。

無理なく貯めて賢く増やす パックン式 お金の育て方

著者のパックンは米国人です。米国人は投資マインドが強く、子供の頃から投資について学ぶ機会が多いとのと。ハーバード大学を経て社会人になり、若い頃から、投資を続けてきたそうです。

紆余曲折を経て、現在は安心して生活できる資産を構築し終えたパックンの投資論には、説得力がありました。

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どの投資本にも書いてあること

投資本は、どの本も基本的に同じことが書いてあります。

  • 節約をして、投資資金を貯めましょう
  • 副業や、キャリアアップで収入を増やしましょう
  • 余剰資金を、インデックスで分散投資しましょう。長期投資で、福利の力を活用しましょう

こんなところです。では、書籍によって、何が違うかというと、これらの「投資必勝法パック」を、どの様に生活・人生に取り込んできたかです。

言うのは簡単ですが、これらを実践するには、強力な投資マインドが必要です。そして、人それぞれ、接し方も異なります。そこを学ぶのです。

パックンは米国人ということもあり、これまで読んできた日本人の投資本とは、一味異なる考え方がいくつかありました。

未来の困った自分にお金を残す

若い頃は、稼いだお金でドンドン遊んだほうが良い。それが自分への投資だ!という意見はよく耳にします。

確かに、若い頃にしか経験できないことはたくさんありますので、色々なことにチャレンジして欲しいです。私自身も若い頃の経験は、かけがえのないものになっています。

だからといって、「贅沢する。散財する」こととは、話は別のように感じます。ビジネスクラスで豪華に旅行に行くくらいなら、同じお金で3回旅行に行った方が、多くの経験ができるのです。若い頃は贅沢よりも、経験重視です。

長い人生では、病気や事故など、大きなトラブルに見舞われることがあります。若い時期に倹約して余ったお金は、未来の困っている自分のために残しておくべきと、本書では述べられています。未来の自分に備えられるのは、自分しかいません。

そして、貯金をするだけではなく、若い頃から投資をすることで、長期投資による恩恵を最大限に受けることが、投資の必勝法。そして、人生の必勝法だと感じました。

老後計算機でお金の真の価値を知る

パックンが提唱している老後計算機とは、年利7%で10年運用すると、元金が2倍になるというものです。これは72の法則とも呼ばれ72を利回りで割ると、2倍になるまでの年数がわかるというものです。

7%ならば72÷7≒10年。5%ならば72÷5≒14年です。

過去のデータによると、S&P500と呼ばれる米国株のインデックスに投資すると、年平均7%以上のリターンが得られます。

よって、上記の計算を利用すれば、100円のペットボトルを我慢して投資すれば、10年後には200円、20年後には400円…。50年後は32倍となって、3,200円の価値となるのです。これが老後計算機です。

お金を支払うときは、何年後に何倍になるかを意識すると、簡単には無駄遣いができなくなりますよね。

投資とギャンブルは異なる

投資とは、価値を得られるものにお金を支払うことと、パックンは述べてます。

株式とは、企業の価値そのものなので、株を購入することで、企業そのものを手に入れられる。つまり「企業のオーナー」になれるということです。

反面、カジノでお金を支払っても、価値あるものは手に入りません。それがギャンブルというものです。

同じ様に、FXや暗号資産もギャンブルに近いと述べられています。

投資のプロとは戦わない

パックンは米国S&P500インデックスに多くの資産を投資しているとのこと。

S&P500インデックスに投資することで、米国の優秀な企業500社をに分散して投資できるのです。

「同じかごに卵を盛るな」という有名な投資の格言があります。分散投資は投資の必勝法です。どの本にも書いてあります。

市場での取引額の80%以上は、機関投資家と呼ばれる投資のプロ達が運用しています。プロは我々の知り得ない情報網を駆使して、売買しているのです。

そんな奴らには適うわけ無いので、パックンは「謙虚な投資」として、インデックス投資をメインに、資産形成をしているとのことです。

私は個別株の方が多いです。本書でパックンの持論を読んで、私も米国S&P500にシフトしていこうと思いました。

今日が一番若い日

私は50歳を過ぎてしまいました。もっと若い時期から、投資を続けていれば、今頃莫大な資産を形成できていたのではという思いがあります。本書を読んでいても、つくづく感じます。

しかし、現代は人生100年時代です。100歳まで生きれば、まだ50年も生きていくことになります。まだ人生半分です。長生きすればお金は必要です。

今からでも福利を活用して投資をしていけば、20年後の70歳には、大きな資産を作ることができます。

投資を始めていない方がいれば、「今日が一番若い日」です。

来年からは新NISA制度が始まり、投資の非課税枠が年間360万円まで拡大します。このチャンスに投資を始めることをおすすめします。

本書はその手助けとしておすすめです。

今日のわかった

2024年からの新NISA楽しみです。市場にどんな影響を与えるのでしょうか?

読書感想文投資
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