ジョギングは人生の成長に役立つのか?

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マラソンレースでの走り方は、ランナーの日常の思考スタイルが反映されているという仮説を、私は持っています。

日頃から攻撃的な活動をする方は、スタートから突っ込んでいく傾向にありますし、もの静かな方はペースを守ってじっくり走ることが多いようです。

ふと思いました。逆に、「レーススタイルを変えることによって、日々の行動スタイルに影響を与えることができるのでは?」


私は昨年の秋から、レーススタイルを180度変えました。それまではスタートからスピードを上げて行く、というか、周りに引きずられてスピードが上がってしまうレースを続けていました。

元々スピード系の脚質なので、スピードが上がっても「今日は調子良いかもな」と勘違いして、そのままスピードを持続。結果的に30km付近から両足が攣ってきて失速。後悔と激痛を背負いながら、ゴールまで苦しい走りをしていました。

振り返ってみれば、私は周りに流されやすいといいますか。調子に乗りやすい面があると認識しています。突っ走りすぎて、痛い目に合うこともあります。このブログでも調子に乗りすぎて、何度か痛い目に合っています。

最近のレースでは「トレース」を意識しています。事前に決めたラップ計画を忠実にトレースしていくのです。もちろん途中でペースが落ちたり、上がったりすることもあります。その都度プランを変更をしていきます。

現在のレース戦略は「ネガティブスプリット」です。前半のペースを抑えて、後半ペースアップしていくタイムマネジメントがツボにハマって、念願のサブ3.5を達成することができました。

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私の日々の生活の中でも、考え方に変化があるように感じてます。いわゆる「我慢する」ことを覚えたと言いますか。いきなり動き出すのではなくて、まずはじっくり様子を見極めるケースが増えてきたように感じます。

もちろん最初から突っ走ったほうが良いケースもあります。それはレースでも同じです。最後までスピードが持続するのであれば、最初からスピードを上げたほうが効率がよいので。

手持ちの自分の動き方のレパートリーが増えたということは、色々な場面にいままで以上に適切に対応できる可能性を高めてくれます。何からでも人は学べるのでしょう。

「レーススタイルを変えることで、日々の思考スタイルも変わる」という仮説も、間違いではないように感じました。

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脳と体はつながっていると言われます。

嬉しいとき、人は笑います。逆に最初は作り笑顔でも、笑顔の情報が脳に伝わって、脳が喜びを感じるのだそうです。外面的な行動が思考に影響を与えるのです。

同じように、ジョギングのスタイルも、思考に刺激を与えているのかもしれません。

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