今の働き方があと何年続くんだろう?と不安に思う方へ

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若き日の私は工場の技術者でした。ラインでは一分間に何十万円分の商品が高速で流れる中で、更なるスピードアップのための実験を繰り返していました。

失敗すれば貴重な時間と多額の商品が無駄になります。大きなプレッシャー、溶剤の臭い、機械から発する熱にやられながら実験を終えて、夜遅くにクタクタになって帰宅。風呂に入ってビールを一口してようやく一日が収まります。

そして思うのです。「こんな大変な仕事、いつまで続くのだろう?」

若い時は、プレッシャーがかかる痺れる仕事を経験したほうが、度胸がつきますし、殻を破れると思います。しかし、常に緊張と疲労が定常的になると、人間は突然壊れてしまいます。

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

今の仕事を頑張る一方で、本当に自分が好きなことを見つける活動をして、40歳以降のセカンドライフに備えてみてはいかがでしょうか?

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こんな働き方があと何年続く?

しかし人生が100年になり、80歳まで働かねばならない時代になれば、働く期間は57年間(23歳から80歳)にも及びます。

なんと半世紀以上も働く事になるのです。そんなに長い期間、ひとつの職業に就いていると想定するのは、本当に現実的でしょうか?

via: P77

私は大学を卒業して、25歳で企業に就職しました。東証一部上場のそれなりに知名度があるメーカーでした。市場は伸び盛りで、工場では商品を作れば作るほど売れました。

工場のライン技術者として、私は二つの大きなプロジェクトに参加して、猛烈に働き、それなりに成果を出す事ができました。

しかし、その一方で「こんな働き方があと何年続くのだろう?」という不安が重くのしかかっていました。

上司や先輩が若かったころの話とは、仕事の量もスピードも桁違いでした。自分もやったことが無い事を押し付けてくる訳です。たまったものではありませんでした。

もちろんIT技術の進歩などで、仕事の効率が向上していることはありますが、最終的には自分という生身の「人間」を情報が通過することで仕事は進みます。頭も体もパンク寸前でした。

ネットで得意をお金にする

最初からそんなに稼げるわけではないけれど、月に数万円から、時には10万円以上になり、うまくいけばビジネスと言える規模にもできます。

こういったことは世界中で起こっているのですが、日本でもそれが起こってきた理由は、ネットがグローバルで、規制の無い世界だからです。

via: P209

そんな中、学生の頃から作っていたホームページでビジネスを興してみようと思い立ちました。HTMLは理解していたので、ホームページは作れます。収益化はアフィリエイト広告を利用しました。この方法なら、毎日ずっと面倒を見る必要はありません。

最初は儲かるとの噂を聞いて、占いサイトを立ち上げました。しかし鳴かず飛ばずで断念。ほかのサイトの二番煎じでは通用しないことを痛感しました。

自分にしか運営できないオリジナルなサイトは何かと考えた結果、サラリーマンの仕事術をまとめてみることにしました。サラリーマン5年目で、大きなプロジェクトも2つ成功して、自分の仕事術のようなものが固まってきた時期だったので。

作ったサイトは金持サラリーマンへの道という情報サイト。このサイトがヒットして、当時のサラリーマン給与と同じくらいの収益を得ることができました。今でも細々と運営しています。

次に考えたのが、今回の成功の水平展開です。テーマ別にサイトを増やしていけば、収益は2倍3倍となるはず。ということで、金持サラリーマンの中にあったコンテンツをスピンアウトさせて、サイトを増やしていきました。狙いは当たって、サイトを作れば作るほど収益は増えて、サラリーマン給与の数倍の収益を得ることができました。

作業は休日と平日の夜だけで十分行えたので、サラリーマンとしての仕事にはまったく差し支えはありませんでした。結局ビジネスというのは、片手間で回るくらいでないと上手くいかないのです。

中国工場の立ち上げなどに参加していた時は刺激的で仕事が面白かったのですが、それが終わるとモチベーションが続かず、逆にインターネットビジネスの可能性に集中したいと思い、ちょうど8年で会社を辞めて独立しました。

現在は独立してから9年目。意外となんとかやれるものです。

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始めなければ、何も始まらない

繰り返しますが、検討すべきは「そんな生活で食べていけるだろうか?」ではありません。確認する必要があるのは、「そんな生活を、本当に自分は楽しいと思えるのか?」ということです。

それさえできれば、他のことが満たされていなくても(=たいしてお金が儲からなくても、世間から認めてもらえなくても)幸せで楽しいと思えるのか、ということです。

via: P197

好きなことは、定年後ではなく「いまやる」べきだと思います。特にやりたい事が体力を使うことだと、歳を取ってからでは楽しめません。とはいえ、いきなり会社を辞めてしまうのはリスクが大きすぎます

最近は「好きなことをやって暮らせる時代」だと思っています。自分の活動に興味を持ってくれる人が、近所には数人しかいなくても、全国・全世界であれば数千、数万人の規模になるかもしれません。インターネットを利用して、そういった人たちにアクセスすることで、一家四人くらいであれば生活できるくらいの収益を得られる可能性はあります。

本当に可能かどうかはやってみないとわかりません。実際にやってみればよいと思います。ブログを立ち上げる作業は30分もあれば終わりますし、記事の更新は会社勤めしながらでも十分可能です。本当に好きなことであれば、記事を書くこと自体は苦にならないはずです。

夏休みなどの長期間休暇を利用して、ずっと好きなことをし続けて生活してみるのもありでしょう。通常の長期休暇に年休をくっつけて2週間くらい休むと、実際に会社をやめた時に近い感じになるはずです。そこで本当に自分がやりたいことかどうか、チェックするのです。

毎日やっていたら、意外と単調で飽きてしまったりします。感じるものを大切にして、自分と向き合って、本当に何をしたいのか、好きなのかを見極めないと、今のご時世では、会社をやめるリスクは大きいです。

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自分の未来の働き方に疑問を感じている方は、本書を読んで、人生100年時代のキャリアプランを考えてみてはいかがでしょうか?

本書で印象に残った言葉で締めさせて頂きます。

いつ「もう長く生きられません」と言われても、一通り取り乱し、泣き叫んだ後には

「でも、私はやりたいことを全部やってきた。後悔することはない」

と確信できる生き方がしたいと思うからです。

via: P178

今日のわかった

私は、人に良い情報を提供することに喜びを感じています。情報配信が好きなのです。

具体的な興味は変わってきています。投資、ジョギング、ライフハック、読書、子育て、農業、登山、スキー、水泳、ゴルフ、ラーメン、などなど。

これまで10年間、ネットを利用して名を変え品を変えて情報発信することで、飽きずにずっとやって来れました。これからも、手段や方法は変わっても、多分この根っこは変わらないと思います。

読書2013
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