動き出さなければ何も始まらない

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吉岡秀人さんは、ミャンマーで医療活動をしている方です。医療機器や薬が絶対的不足した土地で、16年間無償で手術をしているそうです。テレビ番組「情熱大陸」に異例の3回出演しています。

1度きりの人生だから絶対に後悔したくない! だけど、まわりの目が怖くて、なかなか動けない。そんな20代の君が1歩を踏み出す50のコトバ

実際に行動している人の言葉は、ものすごく重い。美辞麗句を並べても、行動していない人の言葉は軽いです。

常に行動する「プレーヤー」でいるべきだと、改めて感じました。行動して周りに影響を与えることで、信用は積み重なっていきます。

本書を読んで考えた事をメモ。

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突き抜けた能力を目指す

世の中は、欠点よりも長所を評価する社会になってきている。

だから、目が見えなくてもピアノをうまく弾く人を世の中は求め、ちょっと性格がおかしくてもきれいな絵を描く人を評価する。

via: P78

バブル期までは大量雇用で、色々な人材が流入してきました。使えない人材がいる一方で、突き抜けた大当たりの人材が入って来る可能性もありました。

現在は企業がじっくり人材を見極めて採用しています。無難と言いましょうか。小さくまとまった人材しか採用できない状況です。

ずっとこのままだと、会社を引っ張っていくような、強力なリーダーが生まれない気がします。野球のエースと4番は天性の素質が必要、と野村監督がおっしゃっているのと同じで、リーダーにも生まれ持った素質が必要です。

日本の家電メーカーは総倒れ状態です。他の業界でも今後同じ様なことが起きるでしょう。これまでの減点主義の考え方改めて、突き抜けた人材を雇用していかないと、グローバル市場で勝ち抜くことは難しい。そんなことを思いました。

成功する人は、自ら動いている

成功する人、そうじゃない人の差は一つ。

成功する人はどんどん出かけ、勝負し、多くのトライをする。

ただその数の差があるだけ。打ち込んでる数が違うだけ。

via: P83

まず動いてみることは大切だと思います。動いてみないと、見えてこない部分もあります。長い時間をかけて思考を重ねてから動き出したら、すでに状況が変わっていたってこともあります。走りながら考えるくらいで、今の時代はちょうど良いと思います。

例えば、独立起業を考えているのであれば、会社を辞める前に、週末起業でやってみたほうが良いです。週末に片手間でできないようでは、絶対に上手くいかないと思っています。ビジネスは仕組みが回らないとうまく行きません。

思い立ったらちょっとでも動いてみる。本を読んでみる。人に聞いてみる。まずはそこからです。

チャンスを掴む準備をしておく

「大きな大会が来たら、バッチリしたスタートをしよう」と思っている人、普段からスタートの練習をしてない人が、本番だけいいスタートがきれるなんてないのだ。

via: P105

何事も日頃からコツコツ続けておくことが大切です。例えばネットビジネスを興したいのであれば、今から毎日ブログを更新しておくと、ネット上でどんなネタがウケるのかが分ったりします。日頃から素振りをしておくことが大切です。

私はジョギングをしています。フルマラソンを好タイムで走り切るには、日々の練習が必要です。いきなりレースに出ても、上手く走れません。何でも同じです。

常に自分をアイドリング状態にしておくことで、急にやってくるチャンスにも対応できるのです。

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自分の感性に自信を持つ

理性はブレーキの役目を果たす。

自分がいいと思ったなら、やってみることだ。

感性の声は、一瞬で発露する

via: P117

仕事でもビジネスでも、新たなチャレンジを前にして「出来るかできないか」はあまり問題ではありません。重要なのは「やりたいか、やりたくないか」だと思います。人の感覚センサーは高性能です。色々な情報を重ね合わせて、いけそうかいけないかを瞬時に判断できます。

論路的に説明できないと、頭の悪い行動のように感じるかもしれませんが、そんなことはありません。人が思考するとき、まず感覚的に判断して、その後に理由付けをしていると思うのです。

服を買うときに、散々悩んだあげく、結局一番最初に見つけた服を買うことって多いです。これも人の感覚センサーの性能の良さから来ています。

論理的に説明できることは、他の誰かも同じ様な考えをしているということです。そこに新しいアイデアは生まれません。自分の感覚を信じてみること。その先に面白いことが待っているはずです。

ミッションは、作るのではなく、見えてくるもの

ミッションというのは、みんな「そこにあるからできる」と思っているけど逆だ。

やり続けるからミッションが発生する。もともとあるわけじゃない。

誰かがそれを「ミッションだ」と言ってくれるわけじゃない。

やり続け、やり込まないと、自分のミッションなんて見えてくるはずがない。

via: P179

ミッションを持っている人は思考や行動にブレが少なく、周りから多くの信頼を得ることができます。しかし、ミッションとは決められるものではなくて、行動をしてみて、紆余曲折を経た上で、少しずつ醸造されていくものです。少なくとも数ヶ月、2-3年かけてもよいと思います。

これからの時代は「何をすべきか」の前に「まずどうあるべきか」が定まっていないと、伝わるものも伝わりません。ミッションの形成を意識して、日々行動することは、周りから信用・信頼を得る基礎になります。

日頃の生活や仕事の中で、自分が気持ちよいと感じる道を吟味しながら寄せ集めながら、ミッションとは形作られるものだと思います。

吉岡秀人さんの講演ビデオがありました。熱い内容です。


Video streaming by Ustream

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本書は出版社から献本して頂きました。
ありがとうございます。

今日のわかった

リスクの考え方だと、大きな成功をするためには、大きな失敗が必要です。つまり、失敗を恐れて行動している限りでは、何も手に入れられません。

損得を考えて行動してしまうのも、上手くいかないと思います。まずは自分が損をしてでも行動して、周りに与え続けて、信用を築くことです。

読書2012
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