身も心も軽くなる「断捨離」のすすめ


先日引越しをした際に、多くのモノを捨てました。心が身軽になってツキがよくなってきた気がします。身の回りのモノをもっと減らしたいと思っています。

モノを捨てればうまくいく 断捨離のすすめ

この国は、大消費社会から転換を迫られるでしょう。「断捨離」は、我々が目指すべき道しるべになる考え方だと思いました。


Clean Sweep / silas216

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モノを減らすとツキが良くなる

ほこりまみれのモノが散乱しているような部屋では、配慮のない乱暴な言葉や行動を自分に投げかけているのと同じくらい、無意識レベルで影響を及ぼします。

ですから、このような場ではいつまでたってもなかなか疲れが取れずに、エネルギーがどんどん奪われてしまいます。

目に入るモノが多いほど、気にすることが増えてしまいます。モノを減らすと、新しい価値観や、もっと便利なモノを受け入れられる余裕が生まれて、ツキがよくなります。人間関係や仕事の内容など、あらゆるものに応用できる考え方です。

「今の自分」にとって「必要・適切・快適かどうか」を考えると、「使えるか、使えないか」ではなく「使っているか、使っていないか」がガラクタの判断基準となります。

一年以上使っていないモノで、すぐに調達できるものは、捨ててしまっても問題ありません。なんとかなるものです。例えば、割り箸は、5本もストックしてあれば十分ですし、電化製品のマニュアルは、メーカーのホームページで見れます。

それまで何度も、もったいないからいつか寄付・リサイクルをしようと思いながら、結局一度もしたことはなかったのですから、なれないことをするエネルギーを使うよりも、いったんは涙をのんで捨て、結果をだすことを優先させたのです。

一気に減らしてゼロリセットしたほうが効果的ですが、なかなか難しいのも事実です。一番のチャンスは「引越し」です。引越しをすると、梱包するときと、梱包を解くときで計二回「これって本当に必要なの?」と考えるチャンスが発生します。二回のフィルターで、モノを一気に減らせます。

持ち家を持たず、賃貸マンションに住んで定期的に引っ越す生活スタイルは、居住コストは高くつくかもしれませんが、断捨離を維持することで、人生コストは安くなりそうだと思いました。


trash can/ゴミ箱 / amo_designare

モノの捨て方を知る

まずは、ゴミの捨て方を良く調べることです。捨て方を知らないと、ゴミ捨ての作業自体が億劫になってしまって、モノはいつまでたっても減りません。ゴミ捨ての方法については地域によって異なります。自治体のホームページなどに詳しく掲載されています。

「やらねば」とか、「やるべき」といったプレッシャーから断捨離に取り組むと、「エネルギー漏れ」を起こします。

「やりたい」というモチベーションが湧いた時にのみ取り組みましょう。

電化製品などの粗大ゴミを捨てる方法は、地方自治体によって異なります。手っ取り早いのが、ゴミ処理場に直接持ち込む方法です。地域のゴミの日を待たずして捨てられます。思い立ったら吉日です。モチベーションが高いうちに、一気に捨てに行ってしまいましょう。

パソコンとテレビは廃棄にお金がかかります。近所の大型の電気屋さんに持ち込めば有償で引き取ってくれます。無料で引き取ってくれる業者もあります。近所にあればうまく利用しましょう。

机上の断捨離

これまでの私の机の上は、書類や書籍などが山積みになっていて、かろうじて空いているスペースにノートパソコンとコーヒーカップを置いて、仕事をしていました。

そこで、机の上を整理して、ノートパソコンとスキャナしか置かないようにしました。内容は必要だけど紙として取っておく必要のない書類は、すべてスキャナでエバーノートに取り込んでいます。頂いた名刺も取り込んでいます。

書籍は業者にお願いして、200冊ほど自炊して、オンラインストレージに保存しました。机の上や床置きの書籍がなくなり、スペースにゆとりができました。本は予想以上にスペースを食うことに気づきました。今後は、残りの蔵書もすべて自炊し、読み終わった本は定期的に電子化していく予定です。

「知識を得たいのなら、毎日増やしていくこと。知恵を得たいのなら、毎日取り除いていくこと」

余計なモノをどんどん削ぎ落とし、邪魔が入らなくなると、人間は自然と直観力が増してくるのだと思います。直感とは、知性以外からくる優れた知恵です。

仕事の効率が明らかに向上しました。山積みの書類や書籍がいつ崩れるか、ずっと常に気になっていました。心が引っ張られていると、発想力やアイデアが削がれてしまいます。

現在は毎週月曜日の朝に、仕事部屋の机の上を整理して、固く絞った雑巾で水拭きし、床をウェットタイプのクイックルワイパーで隅々まで床拭きしたあとに、掃除機をかけることを習慣にしています。週15分くらいの掃除で、心清らかな仕事環境が手に入るのであれば、安いものです。


Park near Notre Dame Cathedral, Ho Chi Minh City, Vietnam / Eustaquio Santimano

この国は変わる

幸か不幸か、たかだか一世代の間に、モノに乏しい時代から一気にモノが溢れるという、人類史上ない飛躍的な変化を遂げてしまった現代は、その時代を反映した「住育」が欠けているといえます。

大消費時代だった我々の生活は、転換を迫られています。身の回りのモノを減らし、エネルギーを使わないシンプルな生活が、今後は主流になっていくでしょう。

モノに依存せず、体に良いものを食べ、できるだけ歩いて(走って)、心を落ち着かせて、コミュニケーション力を磨いて、「一人ひとりの人間が主役」になるような生き方を、目指したいです。

読書2011
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