アキレス腱断裂で絶望の淵をさまよったけど奇跡の復活 2016-2017マラソンシーズンまとめ

2016年秋から始まったマラソンシーズン。ところがその矢先にアキレス腱を断裂してしまい、2016年のレースは全てキャンセル。

今年の3月に行われた静岡マラソンで、ようやくフルマラソンに復帰。富士登山競走にエントリー(五合目レース)することができ、先日の本レースでは1時間52分32秒と、信じられないようなタイムでゴール。来年以降の山頂レースの権利をゲットしました。

2017-2018シーズンでは、サブスリーを目指します。そして、来年の7月の富士登山競走で山頂コース完走を達成して、市民ランナーグランドスラムを獲得したいです。

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アキレス腱断裂からの復活

忘れもしない2016年9月3日。子どもたちのサッカーを見物していて、自分もプレーしてみたくなり、フットサルに参加。

プレー中に「バッチーン」という音がして、左足首を後ろから蹴られたような感覚。あれ?と思った次の瞬間、立てなくなりました。

2日後に手術し成功。2週間は松葉杖で生活。ガチガチに固まってしまった足首を見て、治ったとしても、以前にようには走れないのではと後悔の日々。ストレスで髪の毛が薄くなりました。

しかし、装具と呼ばれる歩けるギブスを着けると、松葉杖なしで歩けるようになりました。歩けるって素晴らしいと思いました。

ここからの回復が劇的でした。8週間で装具なしで歩けるように。固まっていた足首の可動域がドンドン大きくなり、3ヶ月後には軽いジョギングを開始。年明けの1月には、駅伝大会に出場。

ちょうど手術の半年後の静岡マラソンでは、3時間23分で完走。ベストには程遠いタイムですが、サブ3.5も達成できて、以前のように走れるようになる! と実感したレースでした。

徹底した坂道練習

リハビリを頑張ったご褒美でしょうか。競争が激しくて、毎年エントリーできる気がしない富士登山競走にエントリー。7月のレースまでの4ヶ月間、坂道対策を徹底的に行いました。

まず、近所で急な坂道を探しました。平均斜度15%くらいのちょうど良い坂を見つけ、ひたすらインターバルトレーニングをしました。最初はトレーニング後に膝が笑ってましたが、次第にしっかり登れるように。

アキレス腱にとっても、上り坂の練習は負荷があまりかからず良かったです。下りはリカバリーに当てて、とにかく登りました

4月にはアップダウンがキツイ掛川新茶マラソンを3時間26分で完走。5月は富士裾野高原マラソン(ハーフ)で好走。6月には、初の本格的トレイルレースである、忍野高原トレイルレースに出場して、こちらも納得のいく走りができました。

坂道トレーニングは筋トレと似ている部分があります。やればやっただけ強くなるので、わかりやすくモチベーションが上がります。

体のケアをより気をつける

アキレス腱断裂の原因の一つは、疲労だった考えています。怪我する直前まで山に登ったり、ゴルフに行ったりと、無理をしてしまいました。

疲労がたまった状態でトレーニングをしても、限界まで追い込めないので、トレーニング効果が小さいですし、怪我しやすくなります。疲れているときは、トレーニングを休み、体の調子が整ってから追い込むようになりました。

練習後にプロテインを飲むようになりました。せっかく強いトレーニングを頑張ったのだから、その効果を最大限に引き上げたいですよね。練習前にはBCAAも飲んで、なるべく疲れをためない努力をしています。

市民ランナーグランドスラムに向けて

富士登山競走を好走して、来年山頂レースに出場できることになりました。この一年頑張れば、山頂レースは完走できるでしょう。

ウルトラ100kmのサブテンは達成しているので、あとフルマラソンのサブスリーを達成すれば、市民ランナーグランドスラムを達成できます。

去年アキレス腱断裂する前も、サブスリーを目指していました。月に300km以上走ってもタイムが数分しか伸びず、正直言ってかなり難しい目標だと感じてました。

しかし今回、坂道のキツイトレーニングをこなし、しっかり体をケアしてきたことで、富士登山競走で好走できました。一皮向けて、今ならサブスリーを狙えると感じています。

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アキレス腱を断裂していなかったら、以前と同じような練習を続けていて、成長は限定的だったかもしれません。

ピンチはチャンスと言われますが、本当にその通りだなと感じています。ピンチは自分を変えるチャンスでもあるのです。

秋のレースまで3ヶ月。戦略を立てて、もう一度体を作り直します。

コメント

  1. 速水祐弥 より:

    ピンチは裏を返せば自分が成長できるチャンスなんですね。

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