超一流になるのは才能か努力か?

スポーツや学問、ビジネスなど、人間の活動において、一流の人材になるための方法を知っていれば、競争に勝ち抜くことができます。そして、名誉や経済的な安定を得やすくなります。

超一流になるのは才能か努力か?

方法は存在します。しかし、魔法の杖のように、簡単に物事をかなえられるようなものではありません。いたってシンプルで時間のかかる方法です。

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正しい訓練を、十分な期間にわたって継続する

一万時間の法則はご存知でしょうか?大抵のことは、一万時間練習すれば、トップレベルになれるというものです。確かにトップレベルの実力を獲得するには長い練習時間が必要ですが、単に長い時間練習すれば良いわけではないということです。

現在の実力より、ちょっとだけ高いレベルを目指す「限界的練習」により、自分の脳や体の活動を上手く動かす「心的イメージ」の育成する、「正しい練習」が必要だと本書では述べています。

心的イメージとは、その名の通り、心の中で思い描くことです。得意なスポーツなどをしている時のことを思い出すと、1から10まで手順を追うのではなく、スムーズな体の動きや脳の回転をイメージして追うようなものだと私は理解しました。長年ジョギングをしながら、楽に速く走れるフォームを常に探しています。

練習方法が確立されている分野であれば、優秀なコーチの元で、フィードバックを受けながら正しい練習をすれば、効率的に上達できます。ビジネスなどのコーチングが確立されていない分野でも、例えば成績上位のセールスマンの手法を分析して、それを真似するようなカリキュラムで訓練すれば、成功する可能性は高いそうです。

集中する

限界的練習とは、コンフォートゾーンから一歩外に出て、負荷がかかるレベルの練習です。当然ダラダラ他の事を考えながらやっていては、効果的な練習にはなりません。

水泳選手が、漠然と泳ぐのではなく、毎ストロークに集中して、より良い水かき方を追求するようにしたら、あっという間にタイムが伸びたということです。

静岡県下のサッカーの名門校は、全体練習は一日1時間半しか行わないと聞いたことがあります。時間を短くすれば、より集中して練習に取り組めます。人間が集中できる時間はそう長くないと誰もが感じるはずです。時間を短縮したり、朝夕に分けたりして、集中力を持続できる時間を長くする工夫は有効でしょう。

才能でなく、練習量

人間の才能は遺伝でほぼ決まっているという主張も世の中にありますが、本書では、背の高さのような身体的なものは別にして、生まれつきの才能で決まる部分は小さいと述べています。

確かにIQの高い子の方が最初の覚えは早いですが、低い子は必死に練習します。そして、IQの高い子を追い抜いてしまうのです。トップレベルのプレイヤーのIQは平均より低いという調査結果があるそうです。

自閉症児がものすごい計算が速い能力を持っていることがありますが、それも、自閉症児はこだわりが強くて、一つのことを反復することが多く、結果的に膨大な時間のトレーニングとなり、高い能力を獲得している可能性が高いそうです。

スポーツも芸術も勉強でも、すぐに見切りをつけるのではなく、じっくり練習する。楽しかったり、好きだったりするほうがモチベーションが続きやすいです。視野を広く持って、「なにを頑張るか」を見つけることも大切ですね。

今日のわかった

まさに、当ブログのメインテーマ「成長するコツ」の本質の部分を突く内容でした。本書については、もう少し読み込んで、随時ブログに気づきをポストしていきたいです。

読書2017成功法則教育論
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