レビューブログで人気者になる方法

Shure X2U Review
Shure X2U Review / Dave Dugdale

レビューブログとは、商品を実際に手にとって試用してみた感想を記事にする、「商品レビュー」をメインにおいたブログです。アフィリエイトと相性が良いため、アフィリエイト目的でブログを始める人は、まず「レビューブログ」を始めることが多いです。

ただし、気をつけないと、この「レビューブログ」は、ザルで水をすくうような行為になりかねません。その理由を、これからお話します。

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商品の詳細なんて知りたくない

よほどこだわりのあるものでなければ、人々は「無難なもの」を手っ取り早く見つけて購入してしまいたいのです。商品の詳細なスペックをブログに載せたところで、誰も読みません。こだわる人は、メーカーページで直接調べますので。

人は商品そのものにはあまり興味がなくて、商品を買ったことによって、どんな変化があるのかに注目しています。「ステーキを売るならシズルを売れ」の格言が、まさにそうです。商品を購入した後に待っている、快適な生活や、晴れやかな気分を知りたいのです。商品の詳しい成分の説明よりも、

「この商品を買うと、長年悩んでいた●●を気にする必要がすっかりなくなって、気持ちが明るくなりました」

のような話を知りたいのです。商品の使い方を最初から最後まで紹介しているような記事を書いたところで、細部にこだわっている人には役立つかもしれませんが、ほとんどの人にとっては必要のない情報です。


10/52 Guess who party (happy new year!) / Photography King ?

商品情報よりも紹介する「人」が重要

もっというと、シズルさえも必要がないこともあります。人は手っ取り早く、買い物を済ませたいのです。

「結局どれを買えばよいの?」

極論を言うと、読者が知りたいのは、これだけです。手っ取り早く商品を選んで判断する方法を一つご紹介しましょう。

クックパッドはご存知でしょうか?国内最大のレシピサイトです。ありとあらゆる料理のレシピが、ユーザーから登録されています。私の妻は、クックパッドのレシピを見て、色々な料理を作ってくれます。しかも、どれも美味しいのです。

あれだけ多くのレシピがあれば、選ぶのは大変です。中にはハズレもあると思います。あまりの的中率の高さを不思議に思って、「どうやって、レシピを選んでるの?」と聞いてみたところ、興味深い答えが返ってきました。

「我が家の好みと似ている人を見つけて、その人がポストしたレシピを中心に探しているのよ」

つまり、自分と味の好みの似ている人を見つければ、ハズレは無いというのです。確かにその通りだと思いました。


FERIAS… (Vacation…) / jonycunha

ブログも同じで、自分と考え方や生活スタイル、好みが似ているブログを探すことができれば、その人が勧めているものを買えば、間違いが少ないということです。手っ取り早く買い物を済ますことができます。

よって、自分と似ている「ファン」を多く集めることが、レビューブログ成功の最大の秘訣なのです。

そこで重要になってくるのが、「セルフ・ブランディング」です。自分自身がどんな人間かを、日ごろからアピールしておくのです。商品のレビュー記事だけではなくて、日常の話題や趣味などの記事も、積極的にポストすることで、読み手が共感してくれるチャンスが増えます。

人は知らない人から買いたくないし、話すらしたくないのです。ブログを通して、読み手にとって「知っている人・ウマが合う人」になることができれば、チャンスです。

アピールすべきは商品ではなくて「ブロガー自身」

商品を詳しく説明しただけのブログ記事は、正直読む気になれません。商品レビューではなくて、「商品エッセイ」を書く意識が必要です。商品をダシにするのです。どんな文書でも、自分の視点を意識した文章」を意識すべきです

via: 文章力とは、この世を生きる力である

レビューブログでやるべきことは、商品の詳細な説明ではなくて、商品の先にある希望や、商品を使っている自分自身を語ることです。いわば「商品をダシにして、自分を語る」のです。

自分を語る方法としては、「補助線」を意識することをお勧めします。補助線とは、いわゆる自分の得意分野のことです。得意分野に強引に結びつけて、商品を紹介するのです。

主婦であれば、家事や育児に結びつける。サラリーマンであれば、営業やマーケティングの知識に結びつける。野球が好きなのであれば、「この商品は内角高めにズバっとくるなあ」といったようなたとえ話をするのも良いでしょう。「補助線」はブロガーの個性そのもので、ブログの魅力の源泉です。


アイランド 秋葉原店 朝から行列 / fukapon

リピーター・リピーター・リピーター

何度も足を運んでくれる「リピーター」は商売の基本です。ブログも同じで、リピーターをいかに増やせるかが、ブログの成長の指針となります。SEOが強ければ良いという方も居るかもしれませんが、それはGoogleという莫大な影響力を持つ一人のお得意さんに好かれているのと同じです。Googleの気分次第では、アクセスが激減してしまいます。

SEOを狙った、無理にキーワードを埋め込んだタイトルや記事も禁物です。読み手は一行ずつ詳しく読んでいることは少なく、流し読みに近い感じで読んでいますので、浮いた部分、不自然な部分には敏感です。Googleではなくて「人」を向いて記事をかくべきです。

リピーターさんが増えてくれば、確実にアクセスを得ることができます。検索エンジンのアルゴリズム変動の影響を受けにくいですし、ソーシャルメディアで口コミしてくれるチャンスが増えます。すると、被リンクが増えて結果的にSEO対策になるのです。しかもナチュラルリンクです。実はSEOをしないほうが、SEOになるのです。

一記事一記事をリピーター増加につなげていかないと、多少のお金は得るかもしれませんが、なにも蓄積されません。それこそ、ザルで水をすくうようなものです。一記事をポストすることで、一人リピーターが増えてくれれば、毎日更新すれば一年で356人のリピーターがつくことになります。このすごさを理解できるかどうかで、ブログの将来は決まるといってもいいでしょう。

「RSSリーダー登録者数」を、私は毎日チェックしています。なぜなら、RSSリーダーに登録してくれた読者さんは、定期的にブログを読んでくれる心強いリピーターだからです。

via: ブログ運営者が気にすべき、最も大切な「数字」とは?

リピーター数を測定する一番有効な方法は、「RSSリーダー登録者数」を調べることです。最近のRSSリーダーのシェアは、Googleリーダーがほぼ独占していますので、Googleリーダーだけ調べればよいでしょう。調べ方はこちらの記事に載っています。

そのほか、ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアにブログ更新を流すことで、ソーシャル経由でリピートしてくれる人もいます。ソーシャルメディアのフォロー数を参考にしても良いでしょう。


SEIKO セイコー Clock 時計 of the JR Kashiwa Station in Kashiwa City (Chiba) Japan / Arjan Richter

定期的に更新する

ブログ更新を不定期にすると、読み手は「今日は更新されているかな・・・?」と、いつも不安な気持ちでブログを見にくることになります。そうしたストレスは、ブログを読むモチベーションを低下させます。

毎日更新でなくても、毎週月曜日に更新でもかまいません。自分が更新できる頻度を見極めて、更新日を決めて、確実に更新し続けることが大切です。「今週は2回更新して、次週は更新しない」くらいならば、自動更新機能を利用して、今週の更新の記事を、次週に回して、確実に毎週一回更新し続けたほうが、読み手にとっては親切です。

アピールは苦手と言う方へ

「自分を語るといっても、そんなの難しい」という方は、個性で勝負できない分、競争に勝ち抜くことは難しいでしょう。個性のないブログで、頑張ってお勧め記事を書いても「結局あなたは誰?」と言われてしまいそうです。

アピールが苦手な方は、無料情報や、割引情報など、誰が書いても納得する情報を中心に記事をポストする手があります。確実にお得な情報だけが並ぶので、読み手にとっては有益なブログとなります。

ただし、この手のブログは数多く存在する、競争が激しいジャンルです。なるべく多くの情報を迅速にポストしていくことが競争力の源泉になります。情報収集スピードに自信がある方は、チャレンジしてもよいと思います。

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