悩みをなくし「本当に大切なこと」に集中する方法

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「彼はなぜ思い通りに動いてくれないのだろう」「お客さんが少ないのはなぜだろう」人は日々悩みを持っています。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

悩みのほとんどは「対人関係」です。フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーが提唱する「課題の分離」は、知っておいて損はない考え方です。

課題の分離で、心の負荷を減らして、本当に大切なことにリソースを注ぎましょう。

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課題を分離する

アドラーが提唱する「課題の分離」は、人々が日々生活していく上で背負うものを減らしてくれます。人々の悩みのほとんどが人間関係。そして、悩みの原因は「他人の課題に土足で入り込む」ことだということです。

子供に「勉強しなさい!」と毎日怒っている親は、悩んでいます。しかし、子供に勉強をさせることは「誰の課題か?」ということです。

「その選択による結末を、最終的に引き受けるのは誰か?」を考えると、誰の課題かを知ることができます。

子供が勉強するかしないかの結果は、最終的には子供が引き受けなければなりません。よって、親は「勉強しなさい」と忠告しても、勉強をするかしないかは、「子供の課題」です。

何度も注意することは、我が子とはいえ「他人の課題」に土足に入り込むことになるのです。自分の部屋に土足に入ってこられて、良い気がする人はいません。子供も同じです。

期待ではなく「信頼」する

課題の分離は、放任主義とは違います。

他人の課題にいちいち文句を言うことは、他人を自分の思い通りに動かそうと「期待」することです。課題の分離では、助けが必要なときは、いつでも支援できる準備をしておきます。

期待するのではなく「信頼」するのです。

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ビジネスにおける課題の分離

ビジネス・商売とは、結局のところ「人に価値を与えること」です。

アドラー心理学において「共同体感覚」つまり、何かに属していたいのは、人間の本質的な欲求であり、共同体へのコミットが必要になります。つまり、「人に与える」ということです。

ところが、商売はなかなか上手くいかないです。人間には「与えて欲しい」という欲求もあって、常に「安くしてくれないかな」「サービスしてくれないかな」と思っています。当然のことです。

お客さんの顔色を伺いながら、お客さんの欲求を全部聞いていては、商売になりません。

商売においても「課題の分離」は大切です。自分がすばらしいと思う商品・サービスを提供できたとしても、お金を払うかどうかは「お客さんの課題」です。

なぜ売れないのだろう?儲からないのだろう?」と思いを巡らせて悩むよりも、課題の分離で自分を身軽にして、自分がベストだと思う商品・サービスを常に考えて、提供し続けることにリソースを注ぎ込んだほうが、健全です。

ブログにおける課題の分離

ブログ運営についても同じことが言えます。毎日記事を更新しても、読者が増えなくて悩むケースはあると思います。しかし、自分が書いた記事が読まれるかどうかは「読者の課題」であって、書き手にはコントロールできません。

読み手の顔色を伺いつつ、右でも左でもないような無難な記事を書くよりも、自分が考えることをストレートに表現したほうが、健全なのでは無いでしょうか?

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もちろん、定期的にフォローをしていく必要はあります。常に思い悩むよりは負荷が劇的に軽くなります。

課題を分離することで、自分の思考の負荷を減らし、本当に重要な事にパワーを集中できます。

「課題の分離」は、知っておいて損はない考え方です。

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