知っているだけで丸儲け。トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ

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儲かる仕組みはシンプルです。商売でお金を儲けるには、自分の商売が儲かっている理由を明確に説明できなくてはいけません。明確だからこそ、水平展開もできますし、利益が落ち込んだときに、何が原因かをはっきりさせることができます。

トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ (中経の文庫)

でも、実際には色々なしがらみによって、儲からない方向にどんどん向かってしまいます。モチベーションが低下して、さらに業績が悪くなるという負のスパイラルに陥っているところは多いと思います。

本書を読んで、脳に色々な刺激を受けました。共感したポイントをいくつかご紹介します。

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商売とは科学である

経営とは、自分の思ったとおりに儲けるということです。

自分の思うようにやってみて利益を上げることであって、「偶然、儲かった」というのは経営ではありません。

以前お会いした経営者さんは、商売とは「科学」だとおっしゃっていました。科学である以上は、再現性がなくてはいけません。つまり、儲かるかどうかわからないようなことは商売とは言わず「ギャンブル」です。パチンコのプロとやっていることは同じです。

科学では「仮説と実証」を繰り返します。商売でも、まず「こうなるはずだ」という仮説をしっかりたててからチャレンジしないと、上手くいってもいってもいかなくても「何が良かったのか、悪かったのか」を検証できません。検証できなければ、ただやりっ放しになってしまい、何も残りません。

「成功の反対語は失敗ではなく、成長」と言われるように、失敗を糧にして、次の一手を打てるかどうかが商売の分かれ道なのです。

商売にお金をかけてはいけない

ただし、そのときに現実問題として考えなければならないのは、最初から大きいお金でやってはいけないということです。

経営というのはやはり、勝てるようにやっていかなければいけないので、まずは小さいところからだんだんと広げていくのです。

商売は科学である以上、実験が不可欠です。科学の実験では、まず小規模な装置で実験して、上手く行きそうなことを確認した上でスケールアップをしていくのが常套手段です。

まずはテスト販売で様子を掴む。週末だけ販売してみる。そもそも、片手間で黙っていても売れるような商品でないと、スタートアップとして取り組むには厳しいでしょう。

最近はクラウドファンディングのような、投資を募ると同時に、世の中の商品への関心度を知る仕組みもあります。利用してみるとよいでしょう。

利益を出すためのルール

それでは、利益を上げるには、どうすればいいでしょうか。

方法は2つあります。

ひとつは、扱うモノの単価が高いこと。もうひとつは、リピート性があるということです。

日本で一番利益を上げているのは、トヨタをはじめとする自動車産業です。なぜかというと、単価は数百万円と高額で、定期的に買い替えるものだからです。

しかし最近は電気自動車が登場して、電機メーカーが自動車市場に入ってきています。厳しいと言われても他と比べたら圧倒的に儲かる市場です。他の業界も虎視眈々と狙っているのです。

集客こそ商売の要

「集客」→「見込み客のフォロー」→「販売」→「顧客化」

このマーケティングの流れにプラスして、どんな感覚で自分たちの勝てるしくみをつくっていけばよいかが重要です。

商売で一番重要なのが「集客」です。いくらすばらしい商品があっても、お客さんがいない事には、商売は始まりません。

人は売り込まれるのが大嫌いな生き物です。集客が少ないと、一人当たりの売り込みのプレッシャーが大きくなってしまい、お客さんは離れていってしまい逆効果です。

買ってくれる人は、必要になれば黙っていても買ってくれます。集客を第一優先にして、自然なフォローを心がけることが大切です。

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失敗とは成長

本当にアテになるのは、「失敗した理由」です。

「どうして失敗したか」という話は、真剣に聞いてください。

なぜなら、本人は失敗しようと思って失敗したわけではなく、その状況でそれをやればうまくいくと大まじめに考えて、失敗しているからです。

これはどういうことかというと、「その状況になったら、うまくいきそうに見える」ということです。

例えば、人生において一番高い買い物である「住宅」。絶対に失敗はできません。

しかし、人々は住宅を買う前に、知人や近所のお宅の良い面だけを鵜呑みにして、安易に購入に踏み切ります。そして色々後悔するのです。

失敗しないためには、「住宅の良いところ」ではなくて、「購入してから気がついた、こうしておけばよかったという失敗例」を数多く聞き出す必要があります。

人が言い難いところに、真実はあるのです

チャレンジして初めて見えてくる景色がある

昔は100メートル走で10秒を切るなんて無理だと、誰もが思っていました。

しかし、誰かが10秒を切ったとたんに、9秒台のタイムを出す人が続出しました。これと同じことです。

自分で確かめもしないで、イメージの中に勝手に天井をつくったり、枠をつくったりしてはいけないのです。

サルとバナナの実験の話をご存知でしょうか?自分で確かめた訳でもないのに、世の中の常識にとらわれて動けないことは、猿の世界でもあることです。

先日、初めてゴルフで90台を出しました。その後練習に行ったところ、明らかにスイングが変わりました。90台を出したという自信が、スイングを大きくしたのだと思います。

チャレンジして初めて見えてくる景色があります。自ら一歩前にでなければ、何事も成し遂げることはできません。チャンスは勝手に下りてくることはありません。目の前を通り過ぎようとするきっかけを、自らつかみ取って得るものです。

今日のわかった

「魚のいない池で釣りをしても、魚は釣れない」と良く言われます。

儲からない場所で商売しても、儲かるわけがありません。

儲かるには理由があるのです。商売は科学なのです。

読書2013
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