ノマド的ワークスタイルを取り入れて始めて欲しい理由

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「ノマド」とは、モバイル技術の発達によって生まれた新しいライフスタイルです。SOHOをさらに進化させた場所を問わず仕事ができるノマドスタイルによって、育児中なども仕事を継続できるチャンスが増えるでしょう。

ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと

モノを減らし、クリエイティブな作業を優先し、効率の上がる場所・時間帯に集中して仕事をするノマドの精神は、どの職種でも有効です。

自分の仕事では無理!と決め付けず、まずは部分的にでも取り入れてみませんか?

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いつも自然体でいる

人生を仕事かプライベートかといった従来の区分けで考えるのをやめて、自分らしさを追及すること。

大いに楽しみながら、ビジネスでも「自分にとっての満足できる成果」をあげていくこと。

via: P10

ノマドライフでは、「仕事と遊びの垣根をなくす」ことが大切だと述べられています。常々「仕事もプライベートも同じように自然体で」と考えていたので、すごく共感しました。

趣味の時間に仕事のアイデアが浮かぶこともありますし、仕事中に遊びのヒントを得ることもあります。お互いをキッチリ分けるよりも、いつも同じ視線でいるほうが、時間の効率性を高めることができるのです。人と接する時も、ガチガチな会話よりも、「最近どうですか?」とった自然なコミュニケーションの方が、仕事はうまく回ります。

ノマドスタイルの弱みと強み

ノマドにも弱点はあります。モバイル機器を駆使して、どこでも仕事が出来るということは、仕事の内容によっては海外の労働力との競争になるということです。海外労働力が参入できない、日本人にしかできない分野「ジャパン・プレミアム」を選ぶ必要があります。

逆に世界から仕事を取ってくるような「無国籍ジャンル」で世界で勝負することも可能です。当たれば青天井です。

ノマドライフは、生活そのものをコンテンツ化して、ビジネスにできる側面があります。色々な場所での出会いや得た知見は、ブログやSNSで広く公開することによって、多くの人の共感を得やすいです。日本人の好むライフスタイルの提案は、日本人にしかできません。

将来、ノマド的な生き方をしていきたいと思うのであれば、自分の言葉を広く伝えられるブログやSNSを育てることは必須です。

ノマドは目的ではなく手段

ただし、喫茶店で毎日仕事をすること自体を目的にするような、仕事のやり方はどうかな?とは思います。私もたまに外で仕事をするときがありますが、散歩もかねて近所の喫茶店に入ることで、いつもと違う環境に身をおくことで、脳に刺激を与えてアイデアが降ってきやすい状況を作るためです。

自分のワークスタイルに合わせて始めることが大切だと思います。特にアイデア出しなどクリエイティブな作業をするときは、場所を変えると効果的です。時には、部署のメンバー全員で眺めの良いビルの会議室などを借りて、ミーティングなどをしても良いでしょう。

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ノマドとは持たない生活

モノを抱え込んでいると、家も整理されず、気分の澱み、悪いスパイラルに入ってしまいます。身軽でないと動くのも億劫になります。

via: P118

ノマドとは、いつどこでもビジネスが出来るポジションを作ることです。私も以前は工場の技術者として、工場に張り付いて仕事をしていました。大企業だったので給料は良かったです。しかし、地元ではない土地で、工場外の知り合いは少なく、大丈夫かなと不安に思っていました。

今はインターネットでサービス運営で生計を立てています。クラウドサービスによって、仕事に関するデータは全てネット上に同期されていて、スマホや高速データ通信機器を利用すれば、どこからでもデータにアクセスできる環境を、去年の震災を期に整備しました。災害が起きても、家族と自分の命だけ助かれば、別の場所で仕事を再開することができます。

持ち家もなく、賃貸マンション暮らしです。自動車はコンパクトな小さな車を一台所有しているだけです。去年引越しをして、ものすごい量の持ち物を捨てました。3年以内には再び引っ越すので、さらにモノは減るでしょう。

モノより経験へ

これからの時代は、モノに投資せず、経験を積むことが大切になると思います。モノは老朽化したり壊れたらおしまいです。一方、経験はキャッシュを生む源泉になるからです。子供にはゲーム機を買い与えるより、海外のホームステイや、野外キャンプを経験させたいです。我々も、高価な時計を買うより、旅行やセミナー参加にお金を使うべきだと考えています。

ノマドを揶揄する人は何に怯えているのか?

ちょっと前に、ネット界隈でノマドが話題になっていました。ノマド的な仕事の方法を揶揄するような記事がずらり…。なにかに怯えるような記事ばかりでした。

固定された場所でしか出来ない仕事を抱え、ノマド的な働き方ができないと思っている人が、自分のワークスタイルが時代遅れになってしまうことを恐れているのだと思います。自分の居場所を正当化するために、新しいスタイルの足を引っ張りたい気持ちも理解できます。昔、シャープペンシルが世に出た時の「鉛筆じゃないとダメだ!」みたいな話と重なります。

仕事の方法に優越はありません。ただし、シャーペンと同じように、便利なものは便利と認めることは競争社会では大切な視点です。全部は無理だとしても、自分の仕事を部分的にノマド化していく意識は必要だと思います。

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モバイル機器が飛躍的に進化してきています。この恩恵を得ないともったいないと思うのです。とはいえ、最初から全部は無理ですので、部分的にノマド的な手法をビジネスに組み込んでいけばよいと思います。

今日のわかった

転勤族の旦那さんを持つ知り合いは、どこでも仕事ができる環境を整えていました。すごく理にかなったワークスタイルだと思います。

キャリア経験者の女性の実力を生かせるような、柔軟な仕事の仕方が、ノマドを通じてもっと広まれば、生産人口が増えて景気が良くなるかもしれません。

読書2012
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