ブログ運営を本業にする、達人のネット情報収集術

超有名ブログ「ネタフル」の管理人コグレマサトさんの本です。「ネタフル」は日頃からウォッチさせてもらっています。毎日10記事以上も更新されていて、どういうフローでブログ更新作業を行っているのかなと、気になっていました。

“知りたい情報”がサクサク集まる!ネット速読の達人ワザ

基本的な情報収集方法が、一つ一つ丁寧に紹介されています。これから仕事や趣味でネットからの情報を多く収集していきたいと考えている方、そして、ブログの定期的な更新を続けていきたい方に勧めしたい本です。


Fill your paper with the breathings of your heart. William Wordsworth / katerha

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情報は多ければ良いわけではない

ここで、今一度述べておきたいことがあります。ネットは大量の情報であふれかえっていますが、この中から出会うものは出会うし、出会わないものは出会わないという、そういう割り切りも気持ちとしては必要です。

ツイッターやフェイスブックのタイムラインを眺めていると、「何でみんなこんなに面白い情報をたくさん持っているのだろう」と、不安になることがあります。特に私はブログを毎日更新しているため、情報源の確保は死活問題です。

しかし、元ネタが面白ければ、記事が面白くなるというわけではありません。パッと見は平凡なネタでも、面白い部分を切り出して紹介することで面白い記事になります。割り切りが必要という意見には賛成です。


Instapaper / ksablan

iPhone+Instapaperによる情報収集術

iPhoneアプリで情報収集する際に、個人的に最重要視しているポイントが「Instapaper」に対応しているか否かです。

私が普段からiPhoneで行うルーチンワークの中で、フロー情報をキャッチする上で、そのキャッチした情報を一時保管しておく場所として活用しているのが、「Instapaper」というわけです。

コグレさんのブログ更新のフローは、情報収集をスキマ時間と就寝前に行った上で、次の日の日中にブログ記事に仕上げていく感じのようです。

スキマ時間の情報収集の方法は、iPhoneを利用して、気になった記事はInstapaperという、iPhoneで「あとで読む」を実現できるサービスにどんどん落としていきます。このことを知っただけで、iPhoneが欲しくなりました。(実は私はiPhoneを持っていない)iPhoneで利用する各種アプリは、「Instapaper」に対応しているかどうかがカギになります。

Togetterでフローをストックに

「トゥギャッター」は、ツイッター用のまとめ専用ツールです。ツイッターのツイートを手軽にまとめるためのツールで、ひとりのツイート、複数人のツイートを問わずに、ひとつのページとしてまとめページを作成することができます。

最近Togetterというサービスを私もよく目にします。ツイッター上での発言を並べて編集できるサービスです。ドラッグ&ドロップで、サクサクツイートを並べていけるので便利です。コグレさんも活用されているとのこと。

ツイッター上は色々な話題が溢れています。ただし、ツイートは文字数が限定されてしまうため、一つのツイートを読んだだけでは、前後の文脈が読みにくい場合があります。Togetterでは、編集者が理解しやすいように並べてくれるため、ツイッター上での話題を効率よく読むことができます。

ただし、文脈をゆがめられて編集されている場合もあるため注意は必要です。存在感を増してきている情報源と言えるでしょう。


Hot mixer / TonivS

情報を咀嚼し加工するという仕事

私は普段からおもにネットから大量の情報を集め、それらをもとに、ブログの記事として毎日10~20件ほど書き綴っています。

ブログを更新し続けるには、ネタを安定供給できる必要があります。インプットがないと、アウトプットはいずれ枯渇してしまいます。コグレさんの場合は、毎日流れてくるニュースをネタにすることで、安定した更新をされています。

もちろん、ニュースをそのまま紹介するだけではなくて、ニュースの内容を理解して咀嚼して、自分なりの視点から再構築する作業が必要になります。いわゆる独自のキュレーションをすることで、読者さんの信用を得ているのです。

つまり、ブログ運営を生業にするには、「ネタの安定供給」「独自のキュレーション技術」の両方が必要です。ブログを安定して更新していきたいという方は、まず本書の内容を参考にして、情報を安定して供給するフローを構築することから始めてみてはいかがでしょうか。

今日のわかった

このブログのネタ元も枯渇してきた感が…^^ アンテナを広げていかないとです。

読書2011
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