バカでも年収1000万円

はてブで人気だった、バカでも年収1000万円を読みました!

あなたは、本当はバカじゃない!スキル、学歴、IT、英語、肩書き、資格、関係ナシ!
どんな状態からでも、年収1000万円に大逆転できる「バカ6大奥義」

学歴・資格ありなしに限らず、これから成り上がっていこうと考えているすべての人の心を揺さぶる本だと思います。

共感すべき箇所が多かったので、私の昔話をしながら、本書を紹介していきたいと思います。

私は地方の大学を卒業した後、おそらく誰でも知っている、有名メーカーに奇跡的に就職できました。教授のコネパワーってやつです。

ところが、同期のほとんどが東大、京大、阪大、東工大、早稲田、慶応、一橋、など、日本有数のエリート大学を出たやつばかりでした。配属された職場もエリートばかり…。こりゃ参ったなと思いました。

最初は劣等感のかたまりのような感じになってしまって、仕事もうまく回りませんでした。上司からは「もっと論理的に説明しろ!」って感じで、毎日雨あられのように怒られてました。いま思うと、入社当時は目標を達成するよりも、上司の機嫌を伺うことが仕事になっていました。

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やりたいか、やりたくないか

ところが、ある重要なプロジェクトも大詰めを迎えた時に、上司が突然転勤になってしまったのです。自動的に、入社2年目の私がリーダーになりました。自分の課題だけでなく、全体も見ることになって、これまで通りのやり方では、仕事が回らない状況になってしまったのです。

私は半ばヤケクソになって、感情をむき出しにするようになりました。「できる、できない」ではなくて、「やりたい、やりたくない」で仕事をし始めたのです。

仕事の成果は、「選んだあとの行動」によって決まります。…それなのに、多くの人が、「どちらの選択が正しいのか」にばかりフォーカスして、「道を選んだあとのフルパワー行動」をおろそかにしている気がします。

すると不思議なことに、仕事がスムーズに回るようになりました。「できる、できない」だと、いろいろ調べなければならないので、時間がかかります。「やりたい、やりたくない」ならば、本書にもあるように、判断は数秒で終わります。あとは、やりたい、やりたくない、どちらかの理由だけ考えれば良いだけです。

成果を出すには、「フルパワーを投入して行動すること」それ以外にありません!そのためには、フルパワーを投入しやすいほう、つまり、自分の「やりたいこと」「好きなこと」「得意なこと」を選べばよい

この「やりたいか、やりたくないか」で判断する方法は、ほぼ100%当たります。なぜなら、やりたいことは、なんとしてでもやり遂げるからです。逆にやりたくないことは、身が入らず、うまく行かないことが多いです。

論理的思考能力とは、どちらがより適切かを判断するためではなくて、自分のやりたいことの正当性を示すために利用するものだと、私は考えています。

ボーダーレスモード

感情を出すことで、周りとのコミュニケーションが密になります。「えー!これは面倒だなあ」「ま~、そこを何とかお願いしますよ^^」といったような会話は、論理一辺倒の議論よりも、うまくかみ合うのです。「人は理屈では動かない、感情で動く」とよく言われていますが、まさにそのとおりだと思います。

感情を出せるようになってくると、プライベートのときのような感覚で、常に自然体でふるまえます。私は仕事とプライベートを分けるようなことをしません(ボーダーレスモード)。プライベートでも仕事のアイデアを考えたり、仕事中に趣味のことを考えたりします。

自分が持っている「100のパワー」を「50対50」とか「30対70」とか、「10対90」に分散させずに、いつでも、何にでも「ボーダーレスモード」で行動する。そうすれば、どんなシーンでも常に「100のパワーが出せる自分」でいられるはずです。

休日の散歩中に、仕事のアイデアを思いついた経験はありませんか?別のことをしているときのほうが、良いアイデアが浮かびやすいことは、よく言われていることです。

スピードが質を凌駕する

僕のようなバカリーマンは、一週間、考えたからといって、100点満点の企画を作れるとはかぎりません。せいぜい、プラス10点程度の違いです。だったら、すぐに提出したほうが得策です。

締め切りギリギリの一週間後に60点の企画書を出すくらいなら、30分後に50点の企画書を出したほうが、「超インパクト大!」「一週間後に提出する」よりも、5倍以上のインパクトがあるのではないでしょうか?

私も、自分に「7割ルール」を課しています。未完成の段階で、上司や周囲に見てもらったほうが、うまく良くことを、経験的に知っているからです。

何かしら修正が入ることはわかっているので、事前に周りとのコンセンサスをとりながら進めていったほうが、結果的に良いものができます。本書の「スピードが質と量を凌駕する」には、すごく共感できます。

本番は今日だけ

日々を全力で走っていくことによって、周りからの評価が上がります。周りの人が自分を引き上げてくれることによって、上のステージでの仕事ができるようなります。

夢や目標が決まっていなくても行動を起こして、先に進んでみる。そして、たどり着いた「もうひとつ上のステージ」で、もう一度夢を考えてみる

大事なのは、「今日一日を最大化することだけ」であり、目の前の仕事やチャンスを活かせない人に、「理想の未来」をつかむことなどできません。「今日を最大化できる人だけが、未来を最大化できる」のです。

人生の高尚な目標を立てることは確かに重要だとは思いますが、社会人に入って少なくとも数年は、周りから認められるまで、与えれたフィールドでがむしゃらに頑張ることが、社会で生きていくうえで一番必要な経験だと、いまの若い子たちに伝えたいです。

成功の糸は、木曜日に降りてくる

私も社会人になってから十数年たちました。会社を辞めて6年になります。なかなか新しいことに手を出すことが億劫になってきました。時代はどんどん加速して動いているので、現状維持ではどんどん時代に遅れをとってしまいます。

今の自分らしいもの、今の自分に向いているもの、今の自分に合っているものだけを選んでいたら…?いつまでたっても、いまと同じ自分のまま!?自分を大きく変えることができないのではないか…?

本書では、「木曜日のできごとにフォーカスしながら、いままでチョイスしなかった選択肢を選ぶというルール」が紹介されています。確かに、いつも同じような選択をしていたのでは、いつまでたっても同じ自分のままですよね。

いま書いている、この「書評」も、最近はじめました。以前は書評なんて思いもよらなかったのですが、思い切ってやってみてよかったと思っています。

ブログに新しいネタを取り入れるというのは、自分を変えるきっかけとしては、ありだと思います。

今日のわかった

ギアを入れなおして、もう一度ガムシャラにやってみたい。そんな気になった本でした。著者は28歳だったかな。若いって良いですねー。

読書2010
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