「読んでもらえる文章力」を身に付ける方法まとめ

Cute little girl in pink sweater with long hair writes letters in the sand
Cute little girl in pink sweater with long hair writes letters in the sand / mikebaird

文章は人によって好き嫌いがあるため、「これが一番良い」という文体は存在しません。好みが分かれるくらいの文章の方が個性が出て、文章の魅力となります。基本的には、好きに書くことが一番だと思います。

当ブログではこれまで何度か文章について記事を書いてきました。記事がバラバラになってしまっているので、エッセンスをまとめて記事にしてみました。

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多少おかしくても文章は読んでもらえる

こんちには みさなん おんげき ですか? わしたは げんき です。
この ぶんょしう は いりぎす の ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか にんんげ は もじ を にしんき する とき その さしいょ と さいご の もさじえ あいてっれば じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる という けゅきんう に もづいとて わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす。
どでうす? ちんゃと よゃちめう でしょ?

via: 出所不明

上の文章を読んでみてください。よく読むと字の順番がメチャクチャです。それでも不思議と読めてしまいます。文章が多少おかしくても、人は自分で修正して読めてしまうのです。

文章を書くことを怖がる必要はありません。文章は書かないと上手くなりませんので、遠慮なくドンドン書いて、読んでもらいましょう。


Pure Structure / Syntopia

構造を意識する

頭から順番に文章を書き始めてしまうと、何を書こうとしていたのかが、わからなくなってしまいます。まずは構造をしっかり意識した文章を書くことをお勧めします。

最初に、書く内容を箇条書きにして書き出します。整理して3-7個のリストにまとめ、「小項目」にして書いていけば、文章があさっての方向にずれてしまうことはなくなります。

「○○を身につける5つのコツ」のように、記事タイトルに数字を入れると、読者の目にとまりやすいことはよく言われています。文章が構造化されていて読みやすそう、という意識が働くためです。実際に、小項目で構造化された文章は読みやすいです。


foot writing / istolethetv

文章の基本ルールを身につける

私は、「が」「の」の助詞の使い方をかなり意識しています。「が」「の」でつなぐ部分が多いと、稚拙な文章に感じてしまうからです。

「が」でつながる文章は二つの文章にわける。「の」は、「こと」で置き換えたり、文章の順番をひっくり返すと上手く行くことが多いです。

× 説明書に書いてある通りに使用しますが、使い終わったらふたをきちんと閉めてください
○ 説明書に書いてある通りに使用します。使い終わったらふたをきちんと閉めてください

× うまい文章をかくのは、むずかしくない
○ うまい文章をかくことは、むずかしくない

× 常に考えているのは、情熱的な文章を書くことです
○ 情熱的な文章を書くことを、常に考えています

基本的なルールだけをまとめた記事があります。参考にしてみてください。

伝わるウェブ文章の書き方まとめ


Writing / dotmatchbox

語尾に注意する

「たぶん、~でしょう」「かもしれません」「思います」といったあいまいな表現が続く文章は、自信がないように読まれてしまいます。書いている本人が自信がない文章を、他人が読む価値はありません。

「推測の域を出ないことを断定してしまうのはどうか」と感じてしまうのは無理もないことです。しかし、世の中は確証がないコトばかりです。自分が「そうだ」と思うことなら、断定系を利用しても問題はありません。なるべく「~です」「~だ」といった「断定系」の語尾になるように文章を工夫しましょう。

「~られる」といった受身の語尾を多用すると、ふわふわした文章になります。「~する」といった能動的な語尾に書き換えることで、文章に自信と説得力が生まれます。「られる」も「する」も、結局同じことを伝えているのです。どうせなら説得力のある語尾を選択したほうが、相手に強く伝わります。


Writing / pedrosimoes7

感情・情熱を込める

ブログの魅力とは、ブロガー自身の魅力、考え方からにじみ出てくるものです。すべての人に気に入られるような文章を書く必要はありません。無味乾燥なのっぺらぼうな記事になってしまいます。あなたの「思い」を文章にぶつけることが大切です。

お気に入りの商品を紹介する場合では、商品の色や値段よりも、その商品を使った時に自分が感じたこと、考えたこと、実際に起きたことなど、「臨場感」が伝わることを文章にしていきましょう。「美味しいものはおいしい!」といった、論理の強引さで摩擦熱がプスプスしている感じです。「ステーキを売るな、シズルを売れ」です。

とはいえ、表面的なオーバーな言い回しは必要ありません。「言霊(ことだま)」といって、本当に楽しかったこと、嬉しかったこと、美味しかったことを文章で紹介するときは、想いが文章に乗り移ります。ちょっと崩れていたり、文章のスピードが速かったりといった、通常の文体からの微妙なズレが、言霊の正体です。意図的に操作することは不可能です。


Singing silhouette / Mel B.

声に出して読む

文章を書き終えたら、最初から最後まで、声に出して読んでみましょう。この作業は絶対にお勧めです。誤字脱字や、助詞や接続詞の使い方がおかしいところなど、目で追っているだけでは分からなかった不具合を見つけることができます。

人は文章を詳しく読んでいないと前述しました。とはいえ、間違いはなるべく少なくしたほうが、読み手にとって読みやすい文章になります。


Writing Tools / peteoshea

日々の生活から文章を意識する

面白い文書を書くには、面白いネタがあるかどうかに行き着きます。自分が本当に感動したことでないと、文章に「言霊」が乗り移らないからです。

文章のネタに出会うために、何か特別なことをする必要はありません。日々の日常の中にこそ、面白いネタはあるのです。

日ごろから色々なことに興味をもって、有意義に楽しく過ごすことで、ネタと出会えるチャンスが広がります。買い物、食事、運動、子育てなど…、何でもネタになります。すると、すべての行動をネタ化するようになります。日々の生活を向上していく意識が芽生えてくると、ブログ更新が生活のドライビングフォースになります。

新しい発見をブログにポストして、多くの人に読まれて反応を貰うことは、何事にも換えがたい喜びです。その喜びをモチベーションに、更に生活を活性化させていく…。そんなサイクルが回る理想的な生活を実現したいです。

参考:

<不良>のための文章術 (NHKブックス)

誰も教えてくれない人を動かす文章術 (講談社現代新書)

伝わる、WEBテキストのつくりかた -知っておきたい文字情報デザインテクニック

コメント

  1. 匿名 より:

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