社会人から大学教授になる方法

私の子供の頃の夢は「学者」さんになることでした。今ではウェブを生業にしていますが、大学院まで進学して、修士号を取得しました。さすがに博士号は、経済的な理由から断念しましたが。

大学教授になる方法

ずいぶん昔に読んだ本です。たまたま見つけて、読み直してみました。大学教員になるという夢が、久しぶりにこみ上げてきました。もしかすると、今の私にも、大学教授になるチャンスがあるかもしれません。

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大学教授はお気楽な職業?

大崎教授の出勤日は、週二回、その他に、、週一回大阪でK大学の非常勤講師をしている。収入は、たしかに、大学同期で民間企業に就職した友人よりも低い。しかし、年間「就業」日は八十日、酒場では、一流企業の課長よりも、店主やホステスたちの扱いが上なのである。しかも、四十歳で教授になったら、あとは定年まで、クビになる心配はもとより、降格、減俸もないのである。

私が出会った大学の先生は、本当にいろいろでした。とにかく好きな研究に没頭している人、出世欲に任せて学内政治にパワーを注ぐ人。授業以外では何をしているのか良くわからない人…。

総じて言えるのは、みんなそれなりに楽しそうでした。何を研究していても、何もしなくても、人並みの生活を送れるのですから、これほど魅力的な職は無いと思いました。

博士課程まで進学することもできたのですが、大学院生5年間は経済的に厳しいものがありました。仮に博士号を取れたとしても、助教、専任講師と出世していくにはもっと時間がかかるという現実を理解しました。そして、たまたま修士で企業へ就職できたので、学者への道はあきらめました。


Yasuda Auditorium @ The University of Tokyo / Hyougushi

修士卒から大学教員になれるか?

大学の専任教員は、まずは「助教(昔の助手)」になって、講師、准教授、教授とステップアップしていくルートが王道です。助手になるためには、特に資格は要らないので、修士卒からでも、助手になれる可能性はあります。しかし、基本的には、博士課程を出て、助手になるというパターンが多いようです。

修士課程だけを修了しても十分に大学教員の資格ありと認められる科目がある。外国語、保健体育、芸術等の特殊科目、短期大学のほとんどの科目、などである。

修士卒で大学教員になれる道は、かなり限定されるようです。特に四年制大学は厳しく、私立短大であれば、修士卒でも十分可能性がありそうです。学部卒だとかなり特殊な技術(語学、体育、芸術)がないと、厳しい道のようです。


Dr. Vinya Lecturing in Japan / Sarvodaya Sri Lanka

非常勤講師になる

しかし、ものは考えようである。大学に定職をもつことは、人によっては、想像する以上に厄介なのである。時間と労力と、何より人間関係等で神経を使うのである。そんなものを使う必要がないのが、非常勤講師という「職業」である。収入の口を別にある程度確保して、非常勤講師だけで食べる必要がないとなれば、なおのこといいということになる。

とはいっても、専任の大学教員になってしまうと、雑務なども増えて、なにかと面倒のようです。私は当分本業を辞めるつもりはないので、まずは「非常勤講師」というポジションが一番適切のような気がします。なにより「大学講師」という肩書きを得られることは、セルフブランディング的にも有利です。

非常勤講師になるために必要な資格は「教えることができる」だけです。知人のツテや、公募を利用して滑り込めるように、日ごろからアンテナを張って、周りにアピールしながら、積極的に情報を得る必要があるでしょう。

非常勤講師の経験は、教育暦としてカウントされるため、専任職を得るときに優位に働きます。そして、「大学にもぐりこめる」ことが重要だと思います。各大学からの求人は、オープンにされにくく、大学の学部の掲示板などに貼り出されるくらいしかないため、普通の人が目にできる機会は少ないです。非常勤講師をしていれば、専任職の求人の声がかかる可能性が高くなるでしょう。


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辺境の私立短大を目指す

私立短大は「広き門」であり、いちだんと格が落ちる。したがって、まともな研究、教育はあまり期待できない、等といいたいのではない。逆である。少人数で、主に女子を対象に、真剣かつくつろいだ気持ちで教育でき、それとは別に、刺激はすくないとはいえゆったりとしたテンポで研究に励むことも可能なのである。

大学教員というポジションを得たいのであれば、大学のレベルや立地など、いわゆる「ブランド」は無視したほうが良いと思います。どこへ所属しても、研究は可能ですし、授業の時間以外は、自分の裁量で自由な時間で行動することができるのですから。

私立辺境大学は学生募集もままならず、偏差値の低い学生ばかりが集まる。文字通りの辺境でなくても、地理的条件の悪い所には、学生も集まらない。したがって、大学の安定経営はなく、教員の給与をはじめとする待遇も劣悪になりがちである。

しかし、どこにあるにしろ、待遇がいかなるものであるにしろ、大学なのである。研究はできる。教育は、やり方次第ではうんと効果が上がる。それに食えない額の給料ということはない。静かだ。時間はある。少なくとも、5年間、懸命に研究し教育するつもりならば、どこでもやり過ごせるのである。

私も、現在手がけているウェブビジネスを売却などで手放して、投資用の不動産を購入して上手くまわせたら、人生の晩年は田舎で小さな畑でも耕しながら、研究生活も良いなあと、妄想が膨らんでしまいました。

何かなりたいもの(こと)に関するブログを立ち上げて、毎日更新すれば必ず実現できる

最初は眉唾の話だと思っていましたが、「書いたことは実現する」は、本当かもしれないと思うようになりました。

via: ブログのアクセス数を半年で12倍にした私の戦略

けど、今は夢物語でも、こうして言葉にして書いておくことが重要です。なぜなら、「書いたことは実現する」と本気で思っているからです。私の脳内アンテナが活性化して、先生になる情報を無意識にキャッチしてくれると信じてます。

※私は旧版を読みました。新版が出ているので、そちらを読むことをお勧めします。

今日のわかった

女子短大の講師とか、楽しそうです^^

読書2011
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