北岳山荘~中白峰~間ノ岳~農鳥岳~大門沢小屋
二日目は8時間以上の長い行程を予定していた。
なるべく早めに動き出そうと4時に起床。
●夜明け
富士山が雲の上にひっそりとたたずみ、北岳方向からのご来光をじっと待っている感じ。
綺麗だった。
夜露に濡れたテントの撤収作業が手こずり、6時にようやく出発。
●間ノ岳
北岳を背に、一路中白峰を目指した。
この日の朝は良い天気。登りの足も軽い。
6:45に一つ目のピーク「中白峰」に到着。
ちょこっと休憩して、次の間ノ岳を目指した。
山の稜線をひたすら歩く。高度を保持して平行移動できるため、疲れない。縦走の醍醐味だなあ。
間ノ岳方面がガスってきた。あれれ...。
間ノ岳には7:50ころ到着。山頂はガスって眺望は全くなし...orz 去年の赤岳を思い出した。
中高年パーティーの中に、80歳の男性がいた。とても80歳には見えなかった。若い頃からなにかしら運動をしていたのだろう。
●農鳥小屋
この日は先がまだ長いため、休みもそこそこにして、農鳥小屋を目指した。
今日はこのまま天気が崩れていくのかな?と思っていたら、ガスが晴れてきた。
農鳥小屋が見えてきて、その背後の農鳥岳もかすみながらも見えてきた。
「晴れろ~!」と念じていたら、ガスが一気に晴れ、農鳥岳が目の前に。
いや~、これぞ夏山!
でも、この後登る農鳥岳への登山道がメチャクチャ急に見えた。見えない方が良かったかも。
農鳥小屋に9:30に到着。
この後の行程が長いことを考えて、ここで早めの昼食を取った。お湯を沸かしてお決まりの「サッポロ一番 みそラーメン」を作って食べた。
農鳥小屋の名物おじさん。登山客みんなに一声をかけていた。良い方だと思った。
●西農鳥岳~農鳥岳
西農鳥岳への道は、すさまじい急登だった。私が経験した中の3本の指に間違いなく入る。
けど、急登は高度を一気に稼げるので、個人的には好き♪
西農鳥岳のピークは、表示がない?ため、どこなのか分からなかった。おそらく、急登を登りおえて、その次の丘の上だと思う。
農鳥岳はさらに奥。気持ちよい山の稜線を歩いた。天気はイマイチだけど、ここまで来ると日差しは無いほうがありがたい。
農鳥岳は11:40に到着。天気がよければ、北岳や甲斐駒ケ岳まで見れる。この日は塩見岳や間ノ岳までしか見えなかった。それでも大満足。
しばし休憩して、今日の最終目的地である、大門沢小屋へ下山開始。
●大門沢下降点~大門沢小屋
実はこの日、同行者の体調が悪くスピードダウンしていた。このままコースタイム通りに下山しても到着は15時を過ぎる。ギリギリの行程となってしまった。
大門沢下降点に12:50着。ここから大門沢小屋までのコースタイムは2時間30分。この調子だと小屋への到着は16:00を過ぎてしまうだろう。なんともいえない一抹の不安を感じた。
大門沢小屋への下りは、長くて険しい道だった。絶対に登りたくない。
沢にようやく近づいたと思ったら、突然雨が。悪い予感はこれだったのかも。
雨が降ると、足元が滑りやすくなり、さらにスピードが落ちる。山間部であるため、暗くなるのも早いだろう。
他の登山客のほとんどは、我々を追い抜いていった。
パートナーの状態を加味すると、正直かなりヤバイ状態にあると感じた。
急いでザックカバーを付け、とにかく沢まで急いで出ようと、パートナーを急かした。焦っていたため、足元が何度か滑らせながら、沢まで到着した。
沢に着くと、雨も止んだ。他の登山客の姿も見えて、ちょっと安心。
そこからのコースは、斜度が緩く、落ち着いて確実に下山した。
大門沢小屋には16:15に到着。
テン場は一杯で、通路みたいなところにテントを張り、ようやく一服できた。
●我々は山を舐めていた
今回は結果オーライだったけど、雨がさらに強くなったり、パートナーの体調がさらに悪化したらどうなっていたかと思うと、ゾっとした。
登山道にはパトカーや救急車は入って来れない。色々なトラブルを想定して、それらをコミコミで考えた計画を立てねばと思った。
登山の鉄則「昼に目的地に着け」の理由が身にしみて分かった。
今後の教訓として、ここに記録しておく。
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