フルマラソンは2回続けて走るべき3つの理由

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今年の春は、フルマラソンを続けて2回走りました。東京マラソンとかすみがうらマラソンで、2ヶ月弱の間隔がありました。一シーズン2回フルを走ることは、意義あるチャレンジでした。

川内優希選手が、レースをトレーニング代わりにして調整している話は有名です。レースで勝つための力は、レースでつけるのが効率的です。練習場で何球打っても、結局はコースに出て芝の上で打たないと上手くならないゴルフと一緒です。

とはいえ、強靭な身体能力を持つ川内選手だから出来る事であって、普通の一般ランナーがずっと毎週レースに出場していたら、体力的にも精神的にもしんどいです。

そこで、お勧めしたいのが、連続して2回出場するというレースプランです。

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2回続けて走るべき3つの理由

普通のランナーは、一つのレースを目標にして、数ヶ月練習を積み重ねていきます。せっかく積み上げてきた走力を、一レースだけ使って終わらせてしまうのはもったいない話です。

目標タイムを達成するために、2レースエントリーしておくことは有効です。理由は3つあります。

第一に、人間誰でも体調が悪くなることはあるということです。レース当日に体調を崩してDNSもしくはDNFとなってしまったら、それまでの数ヶ月のトレーニングは水の泡となってしまいます。2レースエントリーしてあれば、1レース目で体調を崩して棄権しても、体力が回復すれば2レース目には間に合います。

第二に、精神的な負荷の分散です。一レースに絞ってしまうと、「このレースで決めないと」という強いプレッシャーがかかり、焦って走ってしまい、レースマネジメントに失敗する可能性があります。2レースあれば、1レース目がダメでも、まだもう一レースあると思えば、気が楽になります。

第三は、一レース目の抜群のトレーニング効果です。レース後の超回復を期待すれば、レース後は更に強靭な走力がつきます。日々の生活の中で、フルの距離を走って練習することはなかなか難しいです。レースは信号もないし、補給エイドもバッチリ。最高のトレーニング環境とも言えます。

一レース目を走る事により、走力が確実に向上するだけでなく、距離やスピードの感覚が体にインプットされて、レースマネジメント能力も向上します。2レース目は1レース目よりも高いパフォーマンスで走れるのです。

適切なレース間隔を考える

ただし、中一週間でのレースはキツいです。フルマラソンを走ったことがある方なら分かると思うが、42.195kmを走った後は、全身にかなりのダメージが残ります。筋肉痛もひどく、1週間くらいしてようやく普通の歩行ができるくらいです。

最低でも3週間くらいは開けた方が良いでしょう。もちろん回復力には個人差がありますし、自分の体のことは自分がよくわかるはす。間隔は各人の経験で判断してください。

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