10億ドルを自力で稼いだ人は、なにを考え、どう行動し、誰と仕事をしているのか

自分の力で事業で大きな成功をした、世界中のビリオネア120名を徹底調査して、共通点を探る研究が行われました。

10億ドルを自力で稼いだ人は何を考え、どう行動し、誰と仕事をしているのか

生まれながらの環境などに傾向があると予測されていましたが、特に共通な傾向はありませんでした。ところが、データをよく精査してみると、環境などの外的要因ではなく、内面の「マインド」に共通点があることがわかりました。

環境を変えることは難しいですが、マインドであれば、誰でも参考にできます。トピックスをまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

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アイデア

現在の顧客の動向を知り、それを未来の形に翻訳するのが、ビリオネアの共感力だ。

顧客からの意見を聞いて修正しているだけでは、成長は限定的です。スマッシュヒットを生むには、新しい価値を作らなければなりません。

サッカーでも、足元へのパスよりも、スペースへ走りこむ先を予測してパスしたほうが、チャンスになります。選手の位置を見極め、走りこむ味方の選手の意思を感じ取ることは、ビリオネアが持つ共感力と似ています。

「現在の顧客の動向を知り、それを未来の形に翻訳する」社訓にしたいくらいの、素晴らしい言葉です。

時間

時間のプレッシャーはクリエイティビティを弱らせる

ある程度情報を頭に詰め込んだら、あとは自然にまかせた方が、アイデアは浮かびやすいです。デスクの前でウンウン考えるよりも、お風呂や運転中などにいきなりカチャカチャとアイデアが組み立てられることがあります。

忙しい時でも、色々な情報と体験が錯綜して、新しいアイデアが生まれることもあります。しかし、忙しさが長い期間続くのは、トータルではマイナスです。クリエイティビティを発揮するために、時間的な余裕が必要です。

行動

ビリオネアは大きな夢を見るだけでなく、小さな実行をけっしておろそかにしない

ある日、画期的なアイデアが浮かんで、新しい商品として形にして莫大な利益を上げる。そんな夢の様な話は、そう簡単には実現できません。

実際は、既存のビジネスを見つめ、ロジカルに問題を突き詰め、解決する業務がほとんどです。そうした中で、実行力を身につけつつ、ビジネスの重要な課題を発見して、大きなブレイクスルーにつながるのです。

「明日から本気だす」ではなく、今日の目の前の仕事に集中して、ベストな結果を出しましょう。

リスク

失敗するリスクよりも、チャンスを逃すリスクのほうを恐れる

最近はIT技術が進み、多くの情報は検索エンジンで手に入れることができます。多くのサービス単価が下がっています。高価な設備を購入するとかでなければ、失敗するリスクとは、最終的には自分や社員のリソースが奪われるぐらいです。

失敗という言葉の意味も変わってきていて、「チャレンジしたけど上手くいかなかった」程度のことです。上手くいかなければ、さらによい方法を考えて、再チャレンジすれば、成功しやすくなります。

動かないことには、なにも始まらないのです。失敗を恐れず、チャレンジしていきましょう。

仕事相手

ビリオネアのもっとも重要な能力とは、自分と正反対の人物を受け入れ、協力関係を築き上げる力なのだ。

大きな成功を勝ち取るには、1人では不可能です。お互いの得意分野で力を発揮し、短所をカバーし合えるチームで動くと、より成功しやすくなります。

もし、チームの1人が失敗をしても、業務の失敗の分析と対策だけに目を向けましょう。メンバーの人間性や実力などを攻めてはいけません。

組織におけるビリオネアマインド

ビリオネアマインドを殺さないためにリーダーがやるべきことは、彼らの行動をはっきりと擁護することだ。

画期的なアイデアは、自らのビジネスモデルを破壊することもあります。組織だと、旧体制側のメンバーが自分たちの保身のために、新しいアイデアを潰してしまうこともあります。

例えばデジタルカメラの発明は、銀塩フイルム事業の崩壊につながりました。富士フイルム(旧富士写真フイルム)は、昔はその名の通り、写真フイルムの会社でした。ドル箱の写真フイルム事業をまるごと蒸発させるデジタルカメラを、自ら率先して開発していました。

上層部リーダーの決断がなければ、今頃コダック社と同じ運命をたどっていたかもしれません。

本書は出版社から頂きました。ありがとうございました。

今日のわかった

歳をとってきて、再びチームでやりたいという意欲が芽生えてきました。新しい事業を起こしたいです。

読書2016
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