4-2-3-1 サッカーを戦術から理解する

サッカーは大好きで、Jリーグの試合はもとより、高校サッカーの試合も良く見に行く。
昨年はブンデスリーガの試合も見ることができた。

杉山 茂樹
光文社
おすすめ平均:
数列がすぐに頭に入らない
視点が変わる
4-1-4-1

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一つ悔やまれるのは、もう少し早くこの本を読んでいれば、サッカー観戦がもっと知的で、エキサイティングなものになっていたことだ。

●4列表記
サッカーの戦術は、フォーメーションで語られることが多い。「4-4-2」「3-5-2」とか。

しかし、これら「3列表記」ではなく「4列表記」で表すと、さらに戦術を深く理解できることがわかった

例えば、「4-4-2(左からディフェンス4人、中盤4人、フォワード2人)」では、

「4-2-2-2」 中盤の底でダブルボランチを組むボックス型の布陣 
「4-3-1-2」 いわゆるトリプルボランチ 
「4-4-2」 4列表記では、この表示は中盤選手4人がフラットに並ぶ布陣を指す

など、まったく異なる戦術がひとくくりにされてしまう。これでは、サッカーの戦術について、何も理解していないことと同じだと思う。

ちなみに、世界のサッカーの主流は、この本の題名ともなった「4-2-3-1」か、「3-3-3-1」だそうだ。フィールド上に選手を均等に置いて、プレスをかける。一人ひとりの選手の疲労が少なく、プレスが効き易い。

●サイド攻撃
日本代表は「3-4-1-2」という、いわゆる「3-5-2」のオールドスタイルから脱却できていない。

両サイドがディフェンスラインに吸収されて、結局「5-2-1-2」になってしまうこのスタイルは、サイドが孤立しやすい。「3-『4』-1-2」では、両サイドに『4』の両サイドの一人ずつしかいないため、人数が足らないのだ。

サッカーのシュートの8割はサイドからの攻撃からだそうだ。サイドからのボールは、フォワードがボールとゴール、そしてディフェンダーを視野に入れやすいため、シュートに持っていきやすい。

サイドに人数をかけて攻める方が、効率的なのだ。

●私が観たことのある最強チーム
2000年前後のジュビロ磐田は、嫌いになるくらい本当に強かった。

名波を中心に、前に藤田、奥、後ろに福西、服部が控えるNBOXと呼ばれる中盤の布陣は、人とボールが良く動いていた。

もちろん、各人のポテンシャルも高かったのだろう。しかし、怪我や出場停止で人が入れ替わっても、ジュビロは十分強かった。戦術が選手全員に浸透していたのだろう。

NBOXは4列表記で書くと「3-3-2-2」かな?
最近流行っている「3-3-3-1」と似ていて、世界水準に近い戦術を使っていたことがわかる。

現在強いといわれている浦和レッズは確か「3-4-1-2」
ガチガチに守って、1のところの「ポンテ」の切れ味に頼るだけの戦術に見える。ちょっと前時代的な布陣だ。

監督が変わって、今度どう化けるか期待しよう。

●サッカーはやっぱりスタジアムで
フォーメーションは、テレビ中継では良くわからない。
スタジアムに行って、ぜひ生で観戦したい。

早くサッカーを観に行きたいなあ。

4-2-3-1―サッカーを戦術から理解する (光文社新書 343)

今日のわかった

  • ・どうやら今まで私はまったくサッカーがわかっていなかったらしい
  • ・一般社会の組織論にも通じるものがある
  • 読書06-09
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