「コンテンツ イズ キング」の終焉。コンテンツSEOの次は「ブランドSEO」が来る

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昨今は「コンテンツSEO」なる手法があるそうです。つまり「リンクが集まるような良いコンテンツを投入する」ということらしいです。

もっともらしく聞こえますが、よく考えれば、当たり前の話です。裏を返せば、以前は、質の悪コンテンツでも、リンクを捏造したりすれば上位表示ができたということです。恐ろしい話です。

良いコンテンツを投入し続ければ、効果的なSEOになるのでしょうか? 誰が「良いコンテンツ」を決めるのでしょうか?

人々に愛され、信用される「ブランド」がないコンテンツは、いくら投入してもドブに捨てるようなものです。

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人々は信用のある情報を求めている

体のどこかが痛くなったりして、病名や原因をGoogleで検索したことがある方は多いでしょう。その時、書き手の素性が良くわからないサイト内のページと、個人病院のサイト内のページがあれば、どちらを読みたいと思いますか? おそらくほとんどの方が、個人病院のサイト内のページを選択するでしょう。

なぜなら、個人病院のサイトなら、医師免許を持っているお医者さんが、専門知識をもとに書いた記事が読めるからです。どこぞの誰が書いたかわからない記事より、信用できるのです。

つまり、上位表示されても、信用がないページは読まれないのです。言い換えれば、信用=ブランドがあるページは安心して読むことができます。Googleの検索アルゴリズムは、信用のあるページを上位表示する方向に向かっています。

数年後には「ブランドSEO」という手法、もしくはそれに準じた手法が注目されるはずです。

どのようにブランドを理解するのか

Googleはどのようにして、ブランドの高さ、低さを理解するのでしょうか? GoogleはAuthorRankを提唱しました。コンテンツと著者をひも付けて「誰が書いたか」をランキングの指標にしようと試みました。Googleは書き手の信用=ブランドを重要視しているのです。

ところが、AuthorRankはAuthorShip(コンテンツと著者のひも付け)の廃止により、一歩後退した感があります。その代わりに注目されてきたのがRankBrain人工知能です。

先日、Googleが開発した人工知能「アルファ碁」が、世界チャンピオンの棋士に圧勝したというニュースが世界中を驚かせました。機械学習をさらに改良した「ディープラーニング」により、多くの棋譜から強い打ち手を自らみつけ、更に自ら対戦しあって実力をつけた結果、解説の棋士にも「指し手の意図が理解できない」と言わしめました。

人工知能技術には汎用性があります。Googleは、検索ランキングのアルゴリズムに人工知能を組み込み始めています。人の検索行動を学び、有用なコンテンツの特徴を見つけているのです。そこには、誰が書いたかなどの、信用やブランドの要素も含まれています。囲碁と同じように、我々の理解が届かない深いところで、コンテンツを評価するようになる可能性もあります。

ブランド力をつけるにはどうするか

検索ランキングをざっと見渡して、知っているブログの記事を見つけたら、順位が下の方でもそちらを先に読むのではないでしょうか? 名前を覚えてもらうことは「ブランド」そのものです。名前を覚えてもらわないことには、何も始まりません。

Google検索からの流入してきた人は、問題や疑問を解決しようとしています。納得できる答えを見つけたら、さっさと離脱してしまいます。ブログの名前なんて覚えてもいません。読者の記憶の片隅にでも残ってもらえるような「フック」が必要です。

人は押し付けられることを嫌がります。「俺ってこんなにスゴイんだよ」と大声を上げればあげるほど相手は引いていきます。逆に第三者の意見は信用しやすいです。第三者の声を上手くアピールして、フックにすることを考えてみましょう。

また、読者と共通点を見つけてもらう工夫も有効です。人は相手と似ているところを探し続けています。

フックの提案

・過去の人気記事

多くの人に読まれた記事があれば、目立つ所に掲載しておきましょう。具体的な数字を入れるのがポイントです。アクセス解析で調べて「累計1,000人が読んだ記事」と紹介したり、バズったのであれば、Twitterでバズったらリツイート数やはてなブックマーク数を添えましょう。

・フォロアー数

ソーシャルメディアでフォロアー数が増えてきたら、ソーシャルカウンターをアピールしましょう。1,000人以上いると、「お!」っと思われやすいです。

・運営期間、記事数

「伝統」という言葉があるように、長く続けることは、それだけで信用になります。

・著書

商業出版の経験があれば、著書を紹介しましょう。絶大な信用となります。

・プロフィール

自分と共通点があると、相手への興味が増します。同じ県の出身というだけでも、距離が一気に縮まります。性別、居住地、趣味など、情報が多いほどフックしやすくなります。

・ブログ名、ロゴ

ブログ名はコンセプトそのものです。万民に受けるようなものではなく、10人いたら1人が大共感してくれるようなコンセプトと、ブログタイトルを考えてみましょう。

「コンテンツ イズ キング」の時代は終わった

良質なコンテンツの蓄積が、ブランドを作ることは間違いありません。しかし、コンテンツはコピーが可能です。最近はこんな職業があるくらいです。コンテンツを多く投下するだけでは、穴の空いたバケツに水を貯めるようなことになりかねません。

コンテンツを、効果的にブランド向上に結び付けなくてはいけません。ブランドはコンテンツ以外の部分で作られます。ブランドとは一つづ積み上げていくものです。しっかり活動をして、書き手の素性や読者からの評価を自然かつ地道にアピールしていくことが、一番の近道です。

しかし、芸能人ならともかく、一般の人がブランドを作り上げるのは簡単なことではありません。一つだけ可能性があるとすれば、「好きなこと、得意なことを頑張る」ことです。好きならば、損得関係なく、膨大な情熱と時間を注ぎ込めます。生まれたコンテンツの深さと厚みは他を圧倒するでしょう。

「コンテンツ イズ キング」と言われますが、信用なきコンテンツがたくさんあっても意味がありません。時代は「ブランド イズ キング」という本質へ向かっています。

【追記】 興味深い突っ込みが入ったので、そのやり取りなど。

今日のわかった

ブランドとは「歴史そのもの」とも言えます。

時間と情熱をかけて、どんな爪あとを残してきたのかが問われる時代なのかなと。

実社会でも同じですよね。何もしなければ、ブランドも信用もありません。

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