
高校生の息子が使っているiPhoneに、日本通信SIMを新規契約しました。
実際に申し込んでみると、親名義での契約や、eSIMの設定など、いくつか迷うポイントがありました。
申し込みや設定の詳しい手順は公式サイトに載っているので、今回は実際の経緯と、事前に知っておくとよい注意点をまとめます。
親名義で契約すること、EIDは実際に使う端末の番号を入れること、複数のSIMがあるときは電話番号で回線を見分けること。この3つがポイントでした。
外出先でもネットと電話を使えるようにしたかった
これまで息子のiPhoneは、携帯電話会社との契約がない状態でした。
外出先では、旅行の期限付きSIMを買って、そちらで凌いでいました。
ところが、外出中に容量を使い切ってしまって、連絡をしたい重要なタイミングで、連絡が取れず、かなり焦りました。キャリアへの契約が必要だと判断しました。
そこで選んだのが、格安SIMの日本通信SIMです。
日本通信SIMを選んだのは料金の安さ

日本通信SIMを選んだ最大の理由は、料金の安さです。
- 合理的シンプル290プラン:月額290円で1GB
- 合理的みんなのプラン:月額1,390円で20GB。5分以内の国内通話かけ放題か、月70分の無料通話が含まれる
日本通信SIMはNTTドコモの回線を利用しており、全国のドコモのサービスエリアで利用できます。
子どものスマホは、毎月どれくらいデータ通信を使うのか読みにくいもの。
最初から高額なプランを契約する必要はないと思いました。
ちなみに、契約時には初期手数料3,300円が必要です。
ただし、最低利用期間や解約金はありません。
子どもが使う場合、契約者は親になる

今回、最初に迷ったのが契約者の名義です。
日本通信SIMでは、18歳未満の子ども本人は契約できません。親名義で契約する必要があります。
申し込み画面の「お客様情報」には、子どもではなく、親の氏名や住所などを入力します。
本人確認も親のマイナンバーカードを使用。支払いも契約者名義のクレジットカードを使います。
つまり、契約者は親、実際にスマホを使うのは子どもという形です。
なお、日本通信SIMでは契約後の名義変更ができません。
将来、子ども自身の名義にしたい場合は、他社への乗り換えなども含めて考える必要があります。
18歳未満の利用申告は、フィルタリングの確認だった
申し込み途中には、18歳未満の人が利用するかどうかの確認があります。
「はい」を選択すると、何か特別な制限がかかるのでは? と気になりました。
これは主に、青少年向けのフィルタリングサービスに関する確認です。
日本通信SIMでは、18歳未満が利用する場合、原則としてフィルタリングサービスの利用が必要になります。
有料の「i-フィルター」は月額396円。ただし、保護者が利用しない旨を申し出ることもできます。
iPhoneには、Apple純正のスクリーンタイムによる利用制限機能もあります。
子どもの年齢や家庭の方針に合わせて検討するとよさそうです。
いずれにしても、18歳未満であることは正しく申告しましょう。
iPhoneはeSIMで契約した
今回は物理的なSIMカードではなく、eSIMを選びました。
eSIMとは、スマホ内部に書き込むデジタルSIMです。小さなSIMカードを抜き差しする必要がなく、オンラインで設定できます。
iPhoneはeSIMに対応していますが、申し込み前に確認しておきたいことが2つあります。
- SIMロック:iPhoneの「設定」→「一般」→「情報」で確認できます。今回は「SIMロックなし」でした
- EID:32桁の識別番号です。日本通信SIMでは、EIDの先頭8桁が対応する番号である必要があります。今回のiPhoneは「89049032」で始まっており、条件を満たしていました
ここで注意したいのが、申し込む親のiPhoneではなく、実際にeSIMを使う息子のiPhoneのEIDを入力することです。
親のスマホから申し込み手続きをしても問題ありません。
ただ、EIDを取り違えないように注意が必要です。
スターターパックは必須ではない
申し込み途中には「スターターパックを事前に購入しましたか?」という質問も出てきます。
スターターパックとは、Amazonなどで販売されている申し込み用の商品です。
必ず購入しなければならないものではなく、購入していなければ「いいえ」で進められます。
通常の申し込みでは初期手数料3,300円が必要です。
スターターパックの販売価格と比較して、安い方を選ぶとよいでしょう。
旅行用SIMが残っていて、回線選びで迷った

今回、いちばん迷ったのがeSIMのアクティベート後の設定です。
息子のiPhoneには、以前の旅行で使用したSIMの設定が残っていました。
そのため、新しいeSIMを追加すると、iPhoneに2つの回線が表示されました。
画面には「主回線」「仕事」などの名前が表示されます。
しかし、どちらが今回契約した日本通信SIMなのか、名前だけではわかりません。
確認してみると、「仕事」の方に新しく取得した電話番号が表示されていました。
つまり、今回は「仕事」が日本通信SIMです。
そのうえで、次のように設定しました。
- 電話の発信に使うデフォルト回線を、日本通信SIMにする
- モバイルデータ通信に使う回線も、日本通信SIMにする
- 「モバイルデータ通信の切替を許可」をオフにする(意図せず旅行用SIMへ通信が切り替わるのを防ぐため)
回線の名前はあとから「日本通信SIM」などに変更できるので、わかりやすくしておくとよいでしょう。
eSIMの追加だけでは設定は終わらない

もうひとつ注意したいのが、APN構成プロファイルです。
日本通信SIMでは、iPhoneでデータ通信を行うために、APN構成プロファイルのインストールが必要です。
eSIMのアクティベートが完了しても、それだけでモバイルデータ通信の設定がすべて終わるわけではありません。
- Wi-Fiにつないだ状態で、公式サイトの案内に従ってAPN構成プロファイルを設定する
- Wi-Fiを切り、モバイル通信だけでWebサイトが表示できるか確認する
- 電話の発着信も確認しておく
特に他社のSIMを併用している場合は注意が必要です。
iPhoneにインストールできるAPN構成プロファイルは1つだけなので、旅行用SIMなどとの併用時には設定の確認が必要になります。
詳しい手順は、日本通信SIMの公式サポートを参照してください。
まとめ
子どものiPhoneに格安SIMを新規契約するのは、思っていたほど難しくありませんでした。
事前に知っておくとよいのは、次の3つです。
- 18歳未満の子どもが使う場合は、親名義で契約する
- EIDは、申し込む親のiPhoneではなく、実際に使う端末の番号を入力する
- 複数のSIMが入っている場合は、電話番号を確認して回線を選ぶ
特にeSIMは、物理的なSIMカードを入れ替えなくても設定できるので便利です。
一方で、画面に表示される回線名だけでは判断しにくいところもありました。
月額料金が安くても、スマホを使ううえで必要なことが満たされていれば十分です。

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