
AIエージェント用に作ったフォルダを、使い始めて約2カ月で見直しました。
Documentsの下にあった「AI-Projects」から、ホームフォルダ直下の「AI-Workspace」へ引っ越しです。
必要なプロジェクトだけを引き継ぎ、新しい試作は専用の場所で始めることにしました。
今回は、構想の段階からAIに相談して、作業場そのものを作り直しました。
AIの作業フォルダはDocumentsの下にあった
以前、「生成AIエージェントを使い始める前に、プロジェクトフォルダを整理しておこう」という記事を書きました。
CodexやClaude Codeのような生成AIエージェントは、パソコン上のファイルを読んだり、書き換えたりしながら作業を進めてくれます。
だから、AIと作業する場所を用意して、プロジェクトごとにファイルをまとめておこう、という内容です。
この考え方は、今も変わっていません。
ただ、一つ見直したいことがありました。
私が作ったAI-Projectsは、Documentsフォルダの下にあったのです。
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ホームフォルダ/ └── Documents/ └── AI-Projects/ |
最初は、特に疑問を持ちませんでした。
AIで扱うファイルを、一か所に集められればよいと思っていたからです。
ところが使い続けるうちに、ここは書類の保管場所というより、プログラムや設定、試作品が増えていく「作業場」になってきました。

Documentsは、書類を置く場所として使いたい。
その下に開発や実験の作業場が広がっていくのは、自分の使い方として少し違うなと感じました。
ホームフォルダ直下にAI-Workspaceを作った
そこで、ホームフォルダの直下に、AI-Workspaceという新しい作業場所を作りました。
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ホームフォルダ/ ├── Documents/ ← 書類の置き場所 └── AI-Workspace/ ← AIと作業する場所 |
Macなら、自分のユーザー名が付いたフォルダの中です。
「~/AI-Workspace/」とも書きます。この「~」は、ホームフォルダを表しています。
なお、Documentsの中に置くと動かない、という話ではありません。
書類を保管する場所と、AIと手を動かす場所を分けた方が、私にはわかりやすかったのです。
約2カ月でも試作品がたくさんできていた
AIエージェントを本格的に使い始めて、まだ約2カ月です。
それでも、AI-Projectsにはたくさんのプロジェクトができていました。
思いついたことをAIに頼むと、短い時間で形になります。
便利なので、「これも試したい」「あれもできそう」と、次々に新しいフォルダが増えていきます。
ただ、その多くはテスト的に作ったものでした。
試してみて満足したものもあれば、途中まで作って、そのままになっているものもあります。
今後は使わないだろうと思うものも、少なくありません。
引っ越しをするなら、これらを全部、新しい場所へ持っていく必要はないはずです。
旧フォルダは残し、これから使うものだけを新しい作業場へ持っていく。
過去の試行錯誤を消すのではなく、これから取り組むものを選び直す感覚です。
作業フォルダの一新は、ちょうどよい区切りになりました。

新しい試みは「_lab/2026/」で始める
今回、特に大事にしたのが、新しいプロジェクトを作る場所です。
思いついたばかりのものや、実験的に作るものは、まず「_lab/2026/」の中に置きます。
labは、実験室のような場所です。
2026は、その試作を始めた年。翌年に始めるものは、2027の下に作ります。
作業場所の使い分けは、次のようなイメージです(プロジェクト名は説明用の例です)。
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AI-Workspace/ ├── PROJECTS.md ← プロジェクト全体の一覧 ├── _management/ ← 全体管理の資料 ├── _templates/ ← 引き継ぎ資料などのひな形 ├── _lab/ │ └── 2026/ │ ├── idea-a/ ← 新しいアイデアの試作 │ └── test-b/ ← 動くか試しているもの ├── service-a/ ← 公開・運用するプロジェクト └── service-b/ ← 公開・運用するプロジェクト |
目指しているのは、一番上の階層に並べるプロジェクトを、実際に公開して動かしているもの中心にすることです。
_managementなどの管理用フォルダや、日常的に使う知識管理のフォルダは、役割に応じて別に置きます。
思いつくたびに一番上へフォルダを追加すると、試しているだけのものと、継続して育てるものが混ざってしまいます。
試作の入口を_labに決めておけば、新しいことを気軽に始めながら、作業場全体も見渡しやすくなります。
ただし、状況が変わるたびにフォルダを移すつもりはありません。
場所を変えると、設定の見直しが必要になることもあります。
継続するかどうかは一覧で管理し、移動は必要なときに考えます。

作業中のプロジェクトはAIに引き継ぎを準備してもらう
もちろん、今も使っているプロジェクトは、新しいフォルダへ引き継ぎます。
ただし、まとめて一気に移すのではなく、必要になったものから一件ずつ進めています。
まず、そのプロジェクトで作業していたAIに、引き継ぎの準備をお願いします。
このプロジェクトを新しい作業フォルダで続けたいです。今の目的、どこまで進んだか、未完了の作業、次にやること、動作確認の方法を、HANDOFF.mdにまとめてください。移動すると影響がありそうな設定も確認してください。まだファイルの移動や削除はしないでください。
HANDOFF.mdは、引き継ぎメモです。
「.md」は、普通の文章で見出しや箇条書きを書けるファイル形式です。AIも人間も読めるメモ、と思えば十分です。
引っ越しの流れは、次のとおりです。
- 旧プロジェクトのAIに、HANDOFF.mdを作ってもらう
- コピー元とコピー先を確認して、新しい場所へコピーする(旧フォルダは残す)
- 新しい場所でAIのチャットを開き、HANDOFF.mdを読んでもらう
- フォルダの場所が書かれた設定などを点検し、動作確認をする
- 作業を再開する(以降は新しい方だけを使い、旧側では編集しない)
ファイルをコピーしただけで、以前のチャットの記憶まで引っ越せるとは限りません。
だからこそ、「今どうなっているか」をファイルに残すことが大事でした。

CodexでもClaude Codeでも、同じ資料から再開できる
私は、CodexとClaude Codeをメインに使っています。
これから、別のAIエージェントを使う機会もあると思います。
そのたびに、「前のAIとの会話で、どこまで決めたんだっけ」と探すのは大変です。
そこで、プロジェクトの状況は、チャットだけに閉じ込めず、共通のファイルに残すようにしました。
- PROJECTS.md:全体を見渡すための一覧。どのプロジェクトがどこにあり、次に何をするかを記録します。
- HANDOFF.md:各プロジェクトの引き継ぎメモ。目的、現状、決定事項、残っている作業などを記録します。
全体のことはPROJECTS.mdを、個別の進捗はそのプロジェクトのHANDOFF.mdを見る。
情報を探す入口が決まっていると、AIを切り替えるときにも説明しやすくなります。
Codex向けのAGENTS.md、Claude Code向けのCLAUDE.mdという指示書もありますが、進捗の記録はどのAIでも読めるようにしておきます。
新しいAIにも、その資料を読んでから始めてもらえばよいわけです。
なお、複数のAIに同じファイルを同時に編集してもらうと、変更がぶつかることがあります。
担当を切り替えるときは、先の作業を終えて、引き継いでから次へ進めます。
作業場全体を管理するチャットも用意した
もう一つ、今回始めたことがあります。
AI-Workspace全体を対象にした、管理用のチャットを開くことです。
個別のプロジェクトを進めていると、その作業には詳しくなります。
でも、全体で何が進んでいて、何を保留しているのかは、意外と見えなくなります。
そこで全体管理のチャットでは、プロジェクト一覧や引き継ぎメモを確認してもらい、移行の準備や、次に取り組むことの整理を相談しています。
個別の制作や開発は、それぞれのプロジェクトを開いたチャットで行います。
全体管理のチャットには、作業場を見渡す役割を持ってもらう形です。
構想の段階からAIに相談した
新しい構造や運用は、AI-Workspace/ プロジェクトフォルダで「移行計画」というチャットをたちあげて相談しながら考えました。
フォルダを作ってから整理を頼むのではなく、何をどこに置き、どう引き継ぐかという構想の段階から相談できたのが、今回は良かったと思っています。
まとめ
前の記事では、最初にフォルダ構造を決めておこうと書きました。
その私が、約2カ月で作業場所を見直すことになりました。
でも、実際に使ってみたからこそ、必要なものが見えてきたのだと思います。
試作品の置き場所、継続するものの選び方、別のAIへ引き継ぐためのメモ。どれも、プロジェクトが増えてから実感したことです。
これから始める方も、最初からすべての管理用ファイルをそろえる必要はありません。
- AIの作業場所を一つ決める
- 新しい試作を置く場所を分ける
- 作業を終えるときに、次に何をするかをメモしておく
そのくらいからでも始められます。
今の私にとって、AI-Workspaceは、かなり理想に近い作業場になりました。
これからも使いながら、必要なところを見直していくつもりです。

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