足が終わって残り40km(向かい風)の絶望感 柴又100k 2019完走しました。

柴又100kに出場してきました。気温が上がり、日差しも強い中、50kmまでは目標ラップを刻めました。

ところが、後半足が動かなくなり、強烈な向かい風に心が折れて失速。

足が終わってから、まだ残り40kmという、マラソン人生の中で最も絶望を感じました。

目標だったサブ10は遠く及ばず。最後は意地でサブ11はクリア。タイムは10時間48分37秒でした。

自分は暑さに弱いと、改めて自覚させられたレースでした。

レース戦略

目標はズバリ「サブ10」

3年ぶりにサブ10を達成して、年間グランドスラムに王手をかけたいです。

今回は不安だらけの出場

実は私、ウルトラ100kmには過去4回出場しているのですが、チャレンジ富士五湖以外のレースに出場したことがないのです。

他のレースは勝手がわからず、不安です。

特に、補給とトイレですね。この2つをスムーズに行わないと、サブ10は難しい。

それと、柴又100kの気候。チャレ富士は4月の開催で、標高が高いので、気温は10℃台がほとんど。対して柴又は5月開催。予報の最高気温は24℃。

気温が上がると、脱水しやすくなります。去年のチャレ富士は27℃まで上昇して、後半完全にバテました。

補給をしっかり取る

とにかく初めてのコースなので、補給をしっかり取ることを徹底します。約2.5kmおきの給水ではコップ2杯。

フルマラソン時の給水量を計算する方法 で計算すると、サブフォーペースで24℃、体重65kgだと、1時間に660ccの発汗量となります。コップ1杯100ccあるかどうかなので、しっかり飲んでおかないと、脱水します。

10kmおきにメダリストと、ジェルを補給します。

ジェルは重要です。糖分を取らないと、炭水化物を摂取しても燃えないので。液体なので、胃への負担も小さいです。ただ、終盤はちょっと飽きてくる。

第11エイドにアミノバイタルのジェルが置いてあることと、47kmでドロップバックを置けるので、携帯するジェルは2-3本にしようと考えています。軽いほうが有利なので。

そして、7番と16番エイドのおにぎりをしっかり食べる。余裕があれば、19番エイド(ドロップバック)でのうどんを食べたいです。

ペース

過去と同じように、60kmまでは5分30秒/kmで貯金を作り、後半は6分/kmで粘ります。

気温が高いのが気がかりです。前半は5分40秒-50秒まで、ペースを落とすかもしれません。

暑さ対策

ウェアが悩むところです。気温が上がるということで、フルマラソンと同じウェアにしようと考えています。

ノースリーブとランパンの組み合わせです。

ゲーターを装着するか。悩みどころです。

日差しが強い場合は、帽子はシェード付きのランニングサンキャップにしようと考えています。今回急遽購入しました。

「二等兵」と呼ばれようと、背には変えられない!

スタート地点までのアクセス

常磐線の綾瀬に宿をとりました。

当日は4:50発の電車に乗って、5:15には柴又駅に着く予定です。

多少トラブルがあっても、6:40のスタートには間に合うでしょう。

レースレポート

スタートまで

朝3:20に起床。着替えや食事をして、4:40頃出発。綾瀬駅4:58の電車で金町駅へ。京成に乗り換えて一駅。

柴又の参道を通って、帝釈天で祈願。スタート地点に5:30頃に到着しました。

参加人数が少ないのか、思ったより空いてました。トイレもスムーズ。

会場の隅っこには矢切の渡しが。

計測チップを拾う

荷物を預けながらスタート地点へと歩いていると、計測チップが落ちてました。これはまずいと、アナウンス本部に届けました。

手荷物とドロップバックを預けて、ウロウロしていたら、目の前の女性が「チップが無い!」と仲間たちと騒いでました。

あれ?と思い、「さっき拾って届けましたよ」と声をかけました。無事チップが戻ってきてよかったです。

朝から良いことをしたし、良いレースになるかなと思いながら、6:40にBブロックからスタート!

0〜50km

プラン通りに、スタートから5分30秒/kmを淡々と刻みました。

予報だと曇りで南風。実際は、雲が切れて、日差しが強い時間帯もありました。

エイドでは水とスポドリを1杯ずつ給水して、脱水しないように心がけました。

48km地点のエイドで、ドロップバックを貰って、帰りのジェルなどを補給。

ここまでは上手く走れていると思っていました。

50-60km

50kmを過ぎてから、足を前に出しづらくなってきました。

息苦しさも感じます。この症状は脱水の兆候。これはまずい。

そして、強い向かい風を感じるようになりました。周りのランナーも集団を作っていて、私もその後ろにつけさせてもらいました。

集団の中でないと6分/kmが保てない。ギリギリの状態になりました。

喉が乾きが気になるようになり、55kmのエイドにたどり着くと、人手が足りてないのか、水がない!

水かぶり用バケツから、落ちていた小さなカップで水をすくって一口飲みました。

それでもなんとか集団についていって、次のエイドでコップ4杯飲みました。

しかし、時すでに遅し。粘りましたが、62kmのエイドの手前で過呼吸になり、歩きました。

60-80km

喉がとにかく乾きました。完全に脱水です。完全に足が止まってしまいました。走ることができません。

強い向かい風が吹きまくり、歩きでもきつい。たまに走ってみるも、すぐに歩いてしまいます。

この状態であと40kmも残っているのかと思うと、気が遠くなりました。

ふと、気がつくと、見たことがある方がスルーしていきました。スタート前に計測チップをなくした方です。

メンタルがどん底だったので、声をかけたら元気になるかも?と思い、頑張って坂道を走って登って声をかけました。

「チップなくした人?」
「私はダメなので。頑張ってください!」

ちょっとした会話でしたが、不思議と少し元気になりました。なんとか走れるようになりました。

エイドまで頑張って走って、エイドの後は少し歩いて、また走り出す。を繰り返しました。

なかなか距離が進まず、きつい区間でした。

80-90km

80kmのエイドが見えてきて、ようやくラスト20km。ここまでくれば、後は歩いても完走できそうと思いました。

ふと前を見ると、チップをなくした方がいました。スルーしてエイドに到着。水分補給をしてそそくさ出発。

すると、体が急に動くようになりました。脱水症状が抜けたのか、脳がゴールを意識し始めたのか。とにかく走れてます。

帝釈天のお参り。そしてチップを拾って届けてと、朝から良い行いをしたご褒美かなと思いました。できればもう少し早く欲しかったけど。

体の反応にまかせて、そのまま走り続けることに。結局このままゴールまで走り続けました。

向かい風は強烈。途中「どうなっているんだ!」と叫んでみました。

60-80kmでかなりペースダウンしてしまったので、11時間以上かかるかな思っていたのですが、計算すると、7分/kmで走り続ければ、サブ11を達成できる。

実際7分/kmで走れてたので、これはチャンスあるなと。最後まで追い込もうと決意しました。

とにかく90kmまで頑張れば、後は気力でなんとかなる。そう信じて、スピードを上げました。

90-100km

ラスト10km。海に近づいているせいか、向かい風はどんどん強くなります。

流石に足も悲鳴を上げ始めました。右足首が痛い。レース後見たら、足首が少し腫れてました。

しかし、ゴールまでの距離は確実に縮まっています。脳が「早くゴールしよう」と全身に鞭打っています。

この頑張りを、60-80kmでできなかったのが、心残りです。

すっかり日が西に傾いてしまいましたが、なんとか無事ゴールにたどり着きました。

タイムは10時間48分37秒

平凡ではありますが、マラソン人生で最悪の試練を乗り越えてのゴール。素直に嬉しいです。

レース後の反省

この日の最高気温は25℃。よく考えてみると、20℃以上の暑い日のレースでベストを狙うと、必ず脱水して失速しています。

昨年のチャレンジ富士五湖でも、朝の涼しい時間帯に距離を稼ぎましたが、後半27℃のカンカン照りでやられて、10時間22分でした。

しまだ大井川も毎年暑くなります。自己ベストを狙いにいった年はすべて脱水しました。

私がベストで走れるのは10℃台のレース。気温の高いレースは自重する必要があったのです。

ところが、自分の実力を理解せず、最初から突っ込んでしまった。足が終わってしまってから40km走るという、最悪の状況になってしまいました。

日焼け止めを忘れたのも致命的でした。曇予報に反して、雲が切れて日差しが強い時間が長かった。

終わってみれば良い経験だったのかな? もう二度と同じ状況には陥りたくないです。

しかし、暑さによる脱水はなんとかならないものか?

暑さが苦手の方は多いと思うので。ちょっと調べたら、ウォーターローディングが有効だとか。

7月には富士登山競走があるので、暑さ対策は必須です。今後色々試していきたいです。

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最後になりましたが、大会関係者、ボランティアのみなさん、沿道の応援、そして共にゴールを目指したすべてのランナーに感謝します。

帰りの向かい風がキツかった。

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