ブランドなければ「タダ」でも要らない時代

最近は、一にも二にもブランディングと言われています。

ブランディング22の法則

ブランドがないと、必ず価格競争に巻き込まれます。商品に限らず、サービス、ブログ、そして人材までも…。何でも叩き売りです。ブランドの力を認め、ブランドを意識して行動できる人が、生き残れるでしょう。

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「ブランディング」とは「マーケティング」

マーケティングとは見込み客のマインド、つまり頭の中にブランドを築き上げることである。もしあなたが強力なブランドを築き上げることができるなら、あなたは強力なマーケティング・プログラムを手中にしたことになる。

ブランドとは、商品をわかりやすく説明し、記憶してもらうための「信用・価値」の総称です。マーケティング活動はすべて、ブランドを強化する方向で行わなければなりません。つまり、マーケティングとはブランディングそのものと考えるべきです。

ブランドとは社会で重要な機能を果たすのを助けるのはその特異性である。ブランドとはなんだろう。それは普通名詞に換わって使うことのできる固有名詞である。

・輸入ビールという代わりにあなたは「ハイネケン」を注文する
・高価なスイス製腕時計という代わりにあなたは「ロレックス」を注文する

ブランドとは何だろう?それは顧客の頭の中にあなたが所有するただ一つのアイデアないしコンセプトである。それそれほどまでに単純であり、それほどまでに厄介なものである

ブランドの構築とは、鉛筆の先端を削るような作業と言えます。ただ品質を良くするだけでは、ブランドは作られません。ブランドは、商品の良さを効果的に伝える方法を試行錯誤する中で、時間をかけて形作られていくものです。


Narrow streets of Venice / UrbanDigger.com

収縮の法則

そこでフレッド・デリカは何をしたのだろうか。彼はただ一つのタイプ、サブマリン・サンドウィッチ(外皮の固いパンを縦に切ってその間にハムやサラミソーセージをはさんだもの)を焦点に絞ったのだった。

良い結果が生まれるのは、ブランドを拡張するよりも収縮させるときである。

フレッド・デリカは彼のチェーン店をサブウェイと名づけた。サブマリン・サンドウィッチだけを売る店としては素晴らしい名前で、消費者にとって忘れられない名前である。

範囲を絞り込むことによって、ブランディングはより強固なものになります。ブランドを色々なものに拡張したり、範囲を広げてしまうと、ブランドは衰弱してしまいます。新しい商品を売り出す場合は、全く別のブランドを立ち上げたほうが良い場合が多いです。お互いを侵食しないようにしたほうがよいでしょう。

コカコーラのように、企業名とブランド名が一致するのがベストですが、別々の場合もあります。そのときは、企業名よりブランド名が重要です。お客さんが、企業名とブランド名の両方を言わないと商品が判別できないとき、ブランディング的に問題を抱えていることになります。コーラといえば普通は「コカコーラ」ですし、iPadは「iPad」です。Softbank以外の携帯会社の店舗で「iPad的な商品を見せてください」と言っている人は多いはずです。

第三者の声

新しいブランドにはメディアでの好意的なパブリシティを生み出す力がなくてはならないのである。さもないと市場でのチャンスはないといっていいだろう。

では、どのようにしてパブリシティを生み出せばいいのだろうか。パブリシティを生むベストな方法は一番手になることである。言い換えると新しいカテゴリーにおける一番手のブランドになることだ。

ブランドは作るものではなくて、作られるものです。自分で自分を「素晴らしい!」とアピールしても、誰も相手にしてくれません。

メディアなどで話題になることで、ブランドは蓄積されます。そのためには、わかりやすい商品のコンセプトが必要です。短くて、明快であるほど、伝わりやすくなります。ブランドは絞り込むほど効果的に伝えやすくなります。

市場を独占するよりも、ライバルが居たほうが、より自分の優位性を示すことができます。競争は話題になりやすいです。比較相手が居たほうが、わかりやすいからです。残念ながら、iPad以外の「iPad的な」タブレット商品が発売されるほど、iPadのブランドが強化されていきます。他社製品の未来は決して明るくはなさそうです。


Colors / Rameshng

パイオニアになる

あなたが一番手である場合には、カテゴリーを先取りすることができる。なにしろ、コンセプトに繋がっている唯一のブランドだからである。あなたには強力なパブリシティの基盤がある。ブランディング費用をコンセプトそのものに投じるべきだ。そうすればコンセプトが離陸するとともに、あなたのブランドも引き上げられる。

ブランドを最も効率的に築く方法は、新しくカテゴリーを作ってしまうことです。誰も登ったことがない山に登頂して、旗を立ててしまうのです。周囲との違いを際立たせて、新しいカテゴリーをつくることで、一番手になれます。ブランディングにおいて、一番手になることは、最も強力な方法です。

同じブランドを海外に輸出すると、ブランド力を強めることができます。輸入元の国のイメージがブランドを強化する方向に働けば、圧倒的な効果となります。ドイツといえばビール大国ですので、ドイツのビールは「本物感」があるわけです。


First Picture / bebal

ブログ・ブランディング

とはいったものの、ただ漠然とノンジャンルで更新しているだけでは、読みにくい雑記ブログになってしまいます。なにか一つ軸があったほうが、読み手にとってわかりやすいです。

via: ソーシャル時代を勝ち抜く「ブログタイトル」の決め方

ブログ・ブランディングも商品と同じです。絞り込んで、新しいカテゴリーの第一人者になって、第三者に認められるようなマーケティングをすることで、ブランドが蓄積されていきます。

ある程度話題を絞ったほうが、ブランディングしやすいということは、別の話題を書く場合は、ブログを新しく立ち上げたほうがよいか?というと、そうではありません。メインのテーマを決めて、サブタイトルなどで明記しておけば、他の話題の記事をポストしても問題ありません。蕎麦屋にカレーのメニューがあっても問題ないのと同じで、軸を示しておかないと、読者が困惑します。

個人ブログとは自分自身です。自分の分身です。自分自身を分割する必要はありません。パーソナル・ブログを分割してしまうと、パワーが分散されてしまいます。アピールすべきものとは、ブログ記事ではなくて、ブログそのもの・ブロガー自身です。

知名度の低いブログを積極的に読もうと思う人は、家族と知り合いくらいです。人はみんな一日24時間、年間で365日と、使える時間は決まっています。ブランドがないモノに付き合っている暇はありません。

モノも情報も何もかも余っている今の世の中では、ブランドがないと、いくら安くても、タダ(無料)でも、見向きもされないのです。商品も人間もブログも…、生き残り競争が始まっています。

あなたは何者ですか??

今日のわかった

私はわかったブログの管理人です。ソーシャルブロガーをやってます!毎日たくさんの人に読んでもらえるブログを目指して頑張ります!!

※ボツになった文章を、Facebookページにレバレッジメモとして残しました。

読書2011
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