レイヤー化する世界

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国家や企業といった境界によって縦割りだったものが、横にスライスされたような世界観

レイヤー化する世界―テクノロジーとの共犯関係が始まる (NHK出版新書 410)

ITテクノロジーが国家や企業の垣根を低くして、個人で活動できる領域が広まっています。

私もその恩恵を受けている一人です。

自分が持つ「レイヤー」を意識して、活動の可能性を広げていきたいです。

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富の再分配

みんなと同じ商品を欲しがる時代は終わりました。大手メーカーが大量生産をして儲かる時代は確実に縮小しています。小ロット生産請負サービスや、3Dプリンターを利用すれば、個人がメーカーとして生産・販売できる仕組みが整いつつあります。

アフィリエイトの仕組みを利用すれば、大手の出版社の記者やライターでなくても、ブログで書き物をしてお金を得ることができます。

先進国の仕事が発展途上国に奪われているように、大手企業の仕事が個人に奪われています。新しいテクノロジー、つまり<場>によって、富の再分配が行われているのです。

好きなことが生業となる

これまでは、企業の中の歯車の一つとして働き、限られた業務範囲の中で、仕事へのやりがいを見つけていかなければならなかった働き方から、自分の好きなことをそのまま仕事にできる時代になってきた感があります。

前述したように、IT技術が進歩したおかげで、個人でも大手企業と争える市場が増えてきました。大量生産できないニッチな領域で、身の回りには興味を持ってくれる人が少なくても、全国・全世界の市場で少しずつお金を集めれば、一家族が十分暮らしていけるくらいの収益になります。

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活躍できる「レイヤー」を増やす

もちろん大企業はこれからも存在するでしょう。しかし、Appleといった現在の超国籍企業の本社の社員数は少ないです。生産をアジアなどの低コスト国に分散させています。多くの社員をかかえる企業は、自分で自分の重さを支えられなくなっていくでしょう。

企業で働いていても、個人で利用できるテクノロジーを利用して、会社に頼らず活躍できる場を増やして、リストラに備えるといった活動は必須です。とはいっても、何か難しいことに手を出す必要はありません。自分の好きな事を極めていって、まずはその過程をブログやSNSで紹介していくだけで十分です。

ジョギングやゴルフといったスポーツでも良いですし、プログラミング、ウェブといった技術、陶芸、家庭菜園などの趣味でもなんでもかまいません。自分が活躍できる「レイヤー」を見つけて育てておくことが、人生の充実になり、リスクヘッジになると感じてています。

今日のわかった

SNSやスカイプ等のコミュニケーションツールが普及して、急激に世の中が近くてフラットになった感覚があります。

現在、趣味や勉強会ごとに、別のレイヤーの方々とのおつきあいがあって、楽しくやっています。

無理してレイヤーを増やす必要はなく、自分が本当に面白いと思うものだけ取り入れていけば良いと思ってます。

読書2013
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